法学部地域創生学科の牧瀬ゼミナールの学生たちが福井県高浜町へ向けて議会基本条例の政策提言(条例立案)を行い、昨年12月に高浜町議会において制定・施行されました。
牧瀬ゼミナールと高浜町議会では、同議会基本条例に対する改善点などを学生らが意見することや、学生ならではの斬新なアイデアを盛り込んだ提案に対して、同議会の小幡憲仁議長より指摘頂くなど、2021年には3回の意見交換の場が設けられました。そして同議会において実施されたパブリックコメントや、町民や議員OB等に対する基本条例説明会などから上がった意見をもとに基本条例をブラッシュアップし、約1年を経て2022年12月23日に制定・施行されました。
今回の制定・施行について、ゼミナール長の井上友希さん(法学部地域創生学科3年)は、「提言前の事前調査で、各自治体の基本条例について、どのような意図で制定されているのか、自分たちで紐解いていくことの難しさを感じるとともに、学部の学びを深く掘り下げる良い機会となりました。牧瀬先生をはじめゼミナールの先輩方の力を借りながら、講義で身につけた条例の知識を活用することができました。今回の活動を通して、ゼミナールの仲間の適性を見極め、それぞれに合った割り振りを行うなどのマネジメント能力が身についたと感じています」と提言当時を振り返り、ゼミナール長としての意識を語りました。
また、副ゼミナール長の板垣大輝さん(法学部同学科3年)は、「今回の活動の中で1つのチームのリーダーを務めました。コロナ禍のために制定に至るまで、オンラインで意見交換会が行われたので、コミュニケーションをとる難しさを痛感しました。チーム内でどれだけ話し合いをしても、どのような方向性で提言に向けて進めていけば良いかチームリーダーとして悩んだ時もありました。しかし、最終報告会で形となった提言を高浜町議会の方々へ発表した時の達成感は、とても自分の印象に残るものとなりました」と苦労とともに制定された喜びを語りました。
そして、小林颯人さん(法学部同学科3年)は、「高浜町議会への政策提言を筆頭に、ゼミナール活動として様々な自治体への政策提言を重ねていく中で、以前よりも活発な意見交換ができるようになり、より内容の濃いゼミナール活動ができていると思います。3年生の後期ということもあり、就職活動も増えてきたためチームメンバー全員での話し合いの時間をとることが難しくなっている中、将来のことを踏まえ、自分たちの力を発揮できるよう1回1回を大切に取り組んでいます」と、ゼミナール活動を通じた自身の成長について話しました。
若者の発想を盛り込むことを目指し、SDGsやゼロカーボンについて提言するなど、自身が法学部の講義で学んだ知識を取り入れることができたと3人は話します。
なお、高浜町議会より、今回の政策提言に参加したゼミナールに所属する学生へ感謝状が届けられました。
左から板垣大輝さん、井上友希さん、小林颯人さん
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