横浜・関内キャンパス開校記念セミナー「日本自動車産業の誕生」を開催しました。

#自動車産業 #マーケティング #トヨタ自動車 #日産自動車

関東学院大学では、横浜・関内キャンパス開校記念セミナーとして、「日本自動車産業の誕生」を関東学院大学図書館主催で全3回にわたって開催いたしました。セミナーは、5月30日(火)、6月6日(火)、6月13日(火)の3日間にわたって開催しましたが、開催日には、神奈川トヨタ自動車株式会社のご協力により、横浜・関内キャンパスのエントランスにて、貴重な1955年型トヨペット・クラウンの実車展示も行われました。当時のナンバープレートが設置されているこの初代クラウンは、同社で大変苦労してレストアされた車両ですが、毎回人だかりが出来る程、人気となっていました。普段は、トヨタモビリティ神奈川のビジネスモビリティセンターに展示されているとのことですので、今回見逃した方は、ぜひ店舗の方でご覧ください。

5月30日(火)の第1回では経営史を研究している本学経営学部 四宮正親教授による「自動車産業の誕生ー日本フォード、日本GM、トヨタの創業」、法政大学 宇田川勝名誉教授による「日産の創業者・鮎川義介」の2つの講演が行われ、わが国の自動車産業黎明期について語られました。
6月6日(火)の第2回では、日産自動車アーカイブ・キュレーター 清水榮一氏による「戦後日産のマーケティングー創立90周年を迎えて」、本学経営学部 四宮正親教授による「「販売のトヨタ」の立役者・神谷正太郎」の自動車販売の歴史に関する2つの講演が行われました。
そして、最終回となる6月13日(火)に開催された第3回では、神奈川トヨタ自動車株式会社・代表取締役社長の市川英治氏と、日産自動車アーカイブ・キュレーターの清水榮一氏をゲストに迎え、本学経営学部 四宮正親教授がファシリテーターを務める形で、「自動車販売を担って」というテーマでの座談会を開催しました。この座談会では、これまでの2回の講演を踏まえつつ、トヨタ自動車と日産自動車の販売網の違いから、高度成長期から現在に至るまでの自動車販売の変遷、そして、現在における自動車販売に係る企業理念や方針に至るまで、現場目線でのざっくばらんな討論が行われ、市民の皆さまや学生を含めて約300名の来場者にとって、非常に貴重なお話が聞ける機会となりました。
また、座談会の最後には、本学経済学部の卒業生でもある市川英治社長より、聴講に訪れた本学の学生たちへ向けて、「関東学院大学の校訓「人になれ 奉仕せよ」は、在学当時は理解ができていなかったが、今になって身に染みて理解できた。みなさんも、今は言葉の意味を理解できないかもしれないけれども、この言葉を胸に秘めてこれから社会に出て活躍していって欲しい」とエールが送られました。

シンポジウムの最後には本学 小山嚴也学長が挨拶に登壇し、「大学が街にやってくる、ということで、関内へ3,300人の学生が来るということにご期待の声をいただくことが多いですが、街に大学ができる本当の価値は、「この街に知の拠点ができたということ」だと実感して貰える様、この横浜・関内キャンパスを活用して、市民の皆さまの知的活動を刺激する発信を続けていきたい」と抱負を述べました。

横浜・関内キャンパスを舞台に展開されるこれからの関東学院大学の知の発信にもぜひ、ご期待ください。

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