横浜市の助成を受け、考えるワークショップや、つくるワークショップを行いながらをシェアラウンジとしての共用部を大きく改修した「こずみのANNEX」。現在は、本学の学生2名が居住し、建物の管理を行いながら、地域の方と協働でコミュニティスペースとしての活動を行っています。
12月3日(日)、13回目となる「こずみのANNEXをみんなでつくるワークショップ」を開催。今回は、正面入口横の駐輪場と室内の階段下収納の制作を実施しました。「こずみのANNEX」には駐輪スペースがなく、これまではブロック塀を壊して作った空きスペースに自転車やバイクを停めていました。そこで、住人はもちろん来訪された方の駐輪スペースとして空きスペースを整備しようと計画され、当日は酒谷研究室学生たちによる作業が行われました。土を掘り起こして瓦礫や石を取り除いたり、地面をならして平らにするなど、苦戦しながらも作業に励みました。
また、ベンチも兼ねた階段下の収納は、物品置き場として使用されていたエリアの、空いている上部の空間を有効活用できるのではないかと考えて生まれたアイディア。シェアラウンジとしての活動が軌道にのり、訪れる方も多くなってきたことを踏まえ、気軽に座れる場所もあったらいいのではと考えたデザインだといいます。
「こずみのANNEX」の住人であり、運営メンバーでもある飯濱 由樹さん(工学研究科建築学専攻博士前期課程1年)は「まだまだ手を加えられる部分はたくさんあります。直近の課題は冬の床からの冷気にどう対処するかということ。完成といえる日がいつ来るのかは、私にもわかりません」と、まだまだ今後の活用の可能性を感じている様子です。
「こずみのANNEX」では、酒谷研究室の学生をはじめ、近隣の住民の方などが運営メンバーとしてシェアラウンジの管理・運営を行っています。運営メンバーの一人である酒谷研究室の尾坂圭介さん(同課程1年)は、何でも屋さんとして名刺やHPの作成といったデザインに特化した活動を行っており、シェアラウンジの目印となる暖簾を手掛けています。「5案の中から、みんなに意見をもらってこのデザインに決定しました。あえてOPENという文字だけにすることで、ここは何の場所なのだろう、という見た人の好奇心を掻き立てるようなデザインにしています」と話します。同日行われた定例会には、そんな暖簾を見て集まった方や知人の紹介で存在を知ったという運営メンバーへの参加希望の方々も集まりました。酒谷准教授より、「こずみのANNEX」の活用方法について説明があったほか、シェアラウンジの運営を行うにあたっての注意点について説明がありました。
今回初参加となった都内の大学に通う学生は「ずっと金沢区に住んでおり、何か地域に還元できる活動がしたいと思っていたところ、このシェアラウンジの存在を知りました。運営メンバー自体の世代もバラバラで様々な価値観をもっている方が集まっている点が素敵だと感じ、ここでなら自分も何かできるかもしれないと思い参加しました」と話します。
「こずみのANNEX」では運営メンバーによる企画など様々なイベントを実施予定。今後の活動にご期待ください。
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