天文部の学生が「EARTH HOUR」に合わせて星空観望会を開催しました。

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3月22日(土)、理工学部理工学科数理・物理コースの中嶋 大教授と天文部の学生が、公益財団法人 横浜市緑の協会が管理・運営を行う野島公園にて「星空観望会」を行いました。

金沢区にある野島公園では、「EARTH HOUR」と呼ばれる公益財団法人世界自然保護基金(WWF)が主催している、世界中で同じ日・同じ時刻に消灯することで気候変動と生物多様性保全への意思を示すイベントに今年より参加。初めての試みということで、ただ灯りを消灯するだけでなく、その時間に何かイベントを開催できればと、中嶋教授へ「星空観望会」の依頼があり、天文部の学生にも協力も依頼し実現しました。

当日は、小学生からお年寄りまで老若男女問わず多くの参加者が集まり、普段は明るい公園で真っ暗な時間を過ごしました。今回のイベントでは西の空を中心に4台の望遠鏡で展望を実施。中嶋教授が所有するドール・カーカム式反射望遠鏡と呼ばれる月や惑星の観察も行える望遠鏡など、家庭では見ることがない望遠鏡に参加者の期待が膨らみます。天気に恵まれ、冬の星座の代表格「オリオン座」や「冬の大三角」、「木星」の観察に成功し、肉眼では観ることができない木星の縞模様も確認出来ました。そのほか、天文部の学生がふたご座やおうし座を紹介し、おうし座の一部であるプレアデス集団(通称:昴)についても紹介。どこにある星!?と、子どもと一緒に参加した保護者の方たちも興味津々の様子でした。

ドール・カーカム式反射望遠鏡

専用のアプリより方角などを指定

また、オリオン座の小三つ星付近に存在する白いベールのような「オリオン大星雲」も観察でき、中嶋教授から「星雲はこれから星になる星の卵のような集まりで、星が生まれている瞬間です。今はまだもやもやとしていますが、1万年後10万年後に星になり、他の星と同じように光る様子を観察できるようになるかもしれません」と説明がありました。とても神秘的なものと知り、思わず声が漏れる参加者たち。1時間ほどの開催でしたが、あっという間に時間が過ぎ「普段見ていた星の名前を知れてよかったです」「今日をきっかけに他の星についても知りたいと思いました」と目を輝かせて帰宅されました。

星座を確認する天文部の学生

中嶋教授の解説を聞く参加者

学生の星座紹介を聞く参加者

天文部の学生らは「普段のように自分たちが星を観るということではなく、皆さんが望遠鏡から観える星について解説を行うことが難しく感じました。○○座はどこですか?というような、想定していない星についての質問もあり戸惑う場面もありましたが、参加者のみなさんに楽しんでもらえたようで良かったです」と振り返りました。

関東学院大学は、今後も地域のニーズに応え、教員の研究や学生の活動を住民の皆様へ還元していきます。

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