理工学部土木・都市防災コースの学生たちが「アートどろ団子教室&地震体験」を開催。

#どぼじょ #サイエンスコミュニケーター #かながわ県民共済 #土木工学 #都市防災学 #地盤防災工学

8月6日(水)・7日(木)の2日間、横浜・金沢八景キャンパスにて、理工学部土木・都市防災コースの学生たちが小学生を対象に「アートどろ団子教室&地震体験」を開催しました。このイベントは、2010年より同コースの女子学生による土木系女子学生の会、通称”どぼじょ”および土木学系サイエンスコミュニケーターという学生団体が主体となり、毎年開催しています。また今年も、かながわ県民共済よりお声がけいただき、2日目は同組合の夏休み親子講座の一環として開催。2日間で156名の子どもたちとその保護者が参加しました。

土木工学の学び・研究は、私たちの生活の基盤である道路や鉄道の線路、上下水道などの社会インフラを維持管理し、自然災害から市民の命を守るためにあります。このイベントは、そうしたあらゆる構造物を支える”土”の性質を学んだり、安全な環境で過去に起きた巨大地震を体験したりすることによって、生活を支える土木・都市防災への関心を高め、ひいては国内で不足している理工系人材の育成につなげることを目的としています。

”アートどろ団子づくり”では、陶芸で使用する粘土を何色か混ぜ合わせ、建物の手すり等に使用されるソケットとよばれる金属部品で表面を削りながら、球体に成形。仕上げに小瓶で表面を擦ることで、土の粒子の向きが揃い、光を反射して輝くどろ団子が完成します。続く”地震体験”では、液状化被害の再現実験など同コースの研究に活用している振動試験機に乗り、2016年に発生した熊本地震の揺れを立った状態とかがんだ状態で体験。体勢によって身動きの取りやすさに違いがあることを体感した参加者に学生たちは、かがんだ状態では膝が揺れの衝撃を和らげるクッションの役割を果たすことや、夜間に発生した熊本地震のように寝ている状態ではさらに揺れの影響を受けることを解説しました。

参加した子どもたちからは「何で土が光るの?」、「しゃがんだ方が体が安定するのは何でなの?」など次々と質問があがり、初めてふれる理工系の学びに興味をもった様子。そんな子どもたち一人ひとりの質問に丁寧に答える学生の姿が見られました。

今後も関東学院大学では、学生が理工系の学びや研究の魅力を子どもたちに楽しく伝える機会を創出し、未来の理工系人材の育成に貢献していきます。

トピックスについての
お問い合わせ

関東学院大学 広報課
住所 〒236-8501 横浜市金沢区六浦東1-50-1
TEL:045-786-7049
FAX:045-786-7862
お問い合わせフォームはこちら