爽やかな秋晴れに恵まれた9月20日(土)、横浜・金沢八景キャンパスのベンネットホールにて2025年度春学期卒業式・学位授与式を執り行いました。
混声合唱団がのびやかに讃美歌を歌い上げ、会場は荘厳な雰囲気に包まれる中で、学部卒業生68名と大学院修了生3名、あわせて71名が新たな出発の日を迎えました。卒業生、修了生の皆さん、この度は誠におめでとうございます。皆さんの今後のご活躍を心より祈念しております。



小山嚴也学長 式辞(全文)
卒業生、修了生の皆さん、ご卒業・ご修了おめでとうございます。
また、この晴れの日を心待ちにしてこられたご家族、関係者の皆様にも、心からお祝いを申し上げます。そして、本学に対するこれまでの厚いご支援に対し、心より御礼申し上げます。
さて、ほとんどの皆さんには、日々の仕事に追われる生活が待っているかと思います。ある意味で のんびりしていた大学生活とは180度 異なる環境に置かれることになるでしょう。大学生活、いろいろあったかとは思いますが、でもよかったですよね。
私は、大学は社会からちょっとずれている存在だと思っています。社会の人々と同じような見方、考え方をもつのではなく、そうした流れから少し外れたところで俯瞰しているような雰囲気を持つ、そんな場なのではないのかと。
人々と同じ見方、考え方をしていては、発明や発見、新たな知見は生まれません。時間的にも空間的にも一歩引いて物事を見ることでイノベーションは生まれます。大学はそのようにしてイノベーションを生み出す場であり、そのような存在だと思うのです。
社会に出れば時間的にも経済的にも追われる毎日が続き、ちょっとずれたところから物事を眺める余裕はなくなります。そしてそれが日常になります。たまに、この大学時代の空気感を思い出し、ちょっとずれたところから仕事や生活を眺めてみてください。何か発見があるかもしれません。そして、時には、ここに戻ってきてこの場の雰囲気に浸って、新しい何かを見つけてみてください。
働くとは、傍を楽にすること。すなわち、異なる背景を持つ人たちと協力しながら社会にある様々な課題を解決し、自分の周りにいる人たちを楽にすることに他なりません。
課題解決のためにはイノベーションが必要です。ぜひイノベーションを生みだす手がかりとして、大学という存在をこれからも存分に活用してください。母校はいつでもみなさんを暖かく迎えます。そして、「人になれ 奉仕せよ」を体現するような、そんな人に成長していって欲しいと思います。
改めて、皆さん、卒業、修了おめでとう。またいつか成長した皆さんにここでお会いできることを楽しみにしています。
2025年9月20日
学長 小山 嚴也



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