9月26日(金)、横浜・金沢八景キャンパス前を流れる侍従川にて、建築・環境学部の有志の学生たちが「第45回エコ・コンクリートカヌーコンペ2025」を開催しました。このコンペは、学生たちが設計から施工まで手掛けた艇で、侍従川の約300Mのコースを走行し、そのタイムを競います。各艇は、環境に配慮し、廃ダンボールで作った型枠にコンクリートを打設して制作。材料の性質や設計を座学で学ぶだけでなく、施工や制作を経験することで、その実践的理解を深めることを目的としています。今年は全8チーム・9艇が出艇し、2年生で編成されたチームが45年の歴史上初めて双胴船での優勝を飾りました。
優勝チームは、昨年初めて双胴船を制作し、当時1年生のみで編成されたチームながら3位に入賞した実績があります。今年は、昨年より直線的なフォルムの艇にすることで、より均一にコンクリートを打設できるよう改良。さらに、船尾は尖らせず小型船のように平らに切り落とした形状とし、無駄のないデザインに仕上げました。打設技術の向上もあって水漏れを最小限に抑えられた今年の双胴船は、抜群の安定感と8人で漕ぐ力強さを見せ、5分25秒というトップタイムでゴールに到達しました。






優勝チームの前川 和真さん (建築・環境学部2年)は設計段階を振り返り、「昨年の艇はデザイン的な要素を多く取り入れていましたが、今年は余計な要素をそぎ落とし、シンプルで洗練されたデザインが実現できたと思います。2年生になり、先生から1対1で設計指導を受ける機会が増えたことで、こうした“引き算のデザイン”という発想ができるようになりました」と話し、吉田 椋哉さん(同学部2年)は、「優勝が目標だったので、嬉しいです。来年はより綺麗に打設し、水漏れしない双胴船で連覇したいと思います」と語りました。
関東学院大学は今後も、教室で学んだ知識や理論を実践する機会を創出していきます。

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