シンポジウム「税理士の仕事を知ろう―起業・企業の参謀役としての税理士―」を開催。

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10月21日(火)、横浜・関内キャンパスにて法学研究科と東京地方税理士会横浜中央支部が共催し、シンポジウム「税理士の仕事を知ろう―起業・企業の参謀役としての税理士―」を開催しました。同支部と法学部が昨年、包括連携協定を締結した縁から、今回のシンポジウムが実現。「税理士は数字に強い」など、職業に対する画一的なイメージを払拭し、企業を支える専門家としての役割を広く伝えることを目的に開催し、約200名が来場しました。登壇者は同支部より3名、法学研究科博士後期課程に在籍する社会人学生2名、経営学部教授で税理士資格をもつ江頭 幸代教授の6名で、それぞれ異なる業界における職務を紹介しました。

会計事務所で勤務する傍ら、同研究科に在籍する久野 克好氏は、「エンタテインメント・ビジネスと税理士」と題し、実務で邦画を海外へ輸出する際の資金調達スキームの組成や国際税務業務などを手掛けていると説明。2016年公開のアニメーション映画「君の名は。」など、ヒット作の税務を支えているというエピソードに会場からは、その専門性と活躍の広がりに驚きの声が上がりました。

後半の質疑応答では、参加学生から登壇者への質問が多く挙がりました。AIを実務にどう活用するかという質問には「簡単な書類作成でAIを活用することは多いが、AIが責任を取ることはできないため、今後も”税理士”というライセンスをもった私たちが適法性を担保する必要がある」、「AIは質問の文章を若干変えるだけで、全く異なる回答をするもの。”正しい問いを立てる力”をつけたうえで活用することが重要なのでは」などと回答。税理士の素質があるのはどんな人かという質問には、「様々な企業の方が顧客になるため、好奇心旺盛で人と話すことが好きな人」、「調べることが付き物の仕事であるため、探究心が強い人」と答え、税理士の職務について多面的に理解を深める時間となりました。

関東学院大学は今後も、東京地方税理士会横浜中央支部と連携し、税理士の知見と経験を社会に還元する機会を提供していきます。

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