LINKAI横浜金沢に関する講演会を実施　理工学部　理工学概論

6/16（木）、理工学部 先進機械コースの堀田智哉専任講師が担当する理工学概論で、LINKAI横浜金沢についての講義が行われました。LINKAI横浜金沢とは、根岸湾埋立事業で整備された「鳥浜工業団地」と金沢地先埋立事業により整備された「金沢産業団地」2つの工業地からなる産業集積拠点です。ここには、卸売業や製造業を中心とした1,300社を超える企業・事業所が集積しています。
講演会では、金沢区役所総務部区政推進課長の米山さんより、金沢区の地域性についてとLINKAI横浜金沢について紹介していただいた他、横浜市工業会連合会会長で、海洋電子工業株式会社代表取締役社長を務める榎本英雄さんより、社員の働き方をテーマに、学生時代にやるべきことについてご講演いただきました。

講演でお話しいただいた、「多様な人と接し、自分がどういう人間になりたいか、その人から何を学べるかを考え、自分を磨いていくことが大切だ」という榎本会長の言葉は、多くの学生の心に残りました。特に、学生のうちは限られた人間関係の中だけで過ごすのではなく、大人たちとも積極的に関わっていくことで、自分の目標も見つけられるといいます。「会社の雰囲気は長い年月をかけて作られるものであり、会社は社員のためにあるからこそ、みんな自分のために働く。いい会社かどうか見抜けるようになることも大切」と、就職活動に臨む学生に向けエールを送りました。
理工学部1年の磯上夢希さんは、「機械に対する知識が足りないと感じ、この授業を履修しました。高校生の時に、ゲスト講師として講演していただいた方のお話を聞き、自分も誰かのために何か物を作りたい、不可能を可能にできるようなロボットを作りたいと考えるようになったことが機械に興味を持ったきっかけです。今回は、経営者の方によるお話ということで、自分も榎本さんのような人のもとで働きたいと感じました。これから大学生活を通し、いろいろな経験をし、沢山の人と関わっていきたいと思います」と語りました。

質疑応答では手を挙げる学生が絶えず、榎本会長への質問は、講義終了後も続きました。学生にとって大変有意義な時間となりました。

今後も関東学院大学では地域と連携し、学生が地元企業と交流する機会を提供していきます。