人間共生学部コミュニケーション学科道幸 俊也教授のゼミナールでは、月に1度のペースで近隣の飲食店と連携しお弁当販売を行う「食フェア」を横浜・関内キャンパスにて開催しています。
「食フェア」は、2年前に道幸ゼミ3年生が活動を開始し、今年度まで継続している活動です。学生自ら地域の飲食店へアポイントをとり、販売協力の交渉を行い、お弁当のメニューや販売個数を調整します。活動の説明と参加することのメリットを伝え、店主の納得を得ることができればお弁当の販売が実現するということですが、営業の難しさを実感しているという学生たち。学生受けするメニューの意見交換や、500円前後で購入できるお弁当にしてもらえないか、販売個数を増やしたい、など交渉内容は様々。協力いただいたお店については販売時に店舗紹介を行い、ポップ作りや販売時の声掛けなど工夫を凝らし、お弁当を通しお店のことを知った学生が実際に足を運ぶというサイクルの確立を目指しています。
学生たちは、販売開始時間を11:00と12:30に2部制にし、2限がない学生、2限終わりの学生に対応できるよう取り組んでいます。10月27日に行われた販売では、「PUDDY」、「UMEYA KITCHEN」、「マンナ食品」といった近隣飲食店の協力で60食の販売を行いました。活動初期は1日30個の販売だったお弁当ですが、早い時間に売り切れてしまい悲しむ学生の声も多い点が課題となっていました。そこで、11月26日に行われた販売会では、新たに「緑道パン」、「とんかつ はまや」も加わり、80個へさらに数を増やすことが可能となりました。当日様子を見学された「とんかつ はまや」の担当者は、「私たちのお弁当を手に取る方は男子学生が多い印象だったので、ご飯やキャベツ、とんかつの量をどうしたらいいのか今後に活かしたい。食フェア自体は、複数の種類のお弁当が販売されていて多くの学生のニーズに応えられているのでは」と話し、次回も積極的に協力する姿勢を示しました。
また、現3年生のゼミ生たちは、今年度新たに「食事の楽しさ」を創出することも目的に、購入者へ食べたいメニューのアンケートも実施。次回販売商品の選定の参考にするなど、学生のニーズに合わせ、よりお昼の時間を楽しんでもらえる販売を企画・検討しています。ゆくゆくは法人化し活動を継続していけたらと願うゼミ長の菅原桜子さん(同ゼミ3年生)は「お店との繋がりを継続していきたいのはもちろんですが、お店への還元がまだまだ課題です。学生のニーズに応えながらも、よりお店へ還元できる方法を検討していきたいです」と話します。
次回開催からは、2年生が中心となって活動するという「食フェア」。人間共生学部コミュニケーション学科道幸ゼミナールの学生の活動に今後もご注目ください。
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