関東学院大学 学長
規矩大義(きく・ひろよし)
新年あけましておめでとうございます。謹んで、新春のお慶びを申し上げます。
関東学院大学に連なる多くの皆様、旧年中は本学の教育、研究、社会連携活動にご理解とご協力、そしてご支援くださいましたこと、心より感謝申し上げます。
2019年は、新しい元号を迎える節目の年、新たな時代の幕開けの年です。私たち関東学院大学にとっても、第一の源流である横浜バプテスト神学校の創立から数えて135年の節目となる年です。我が国は人口減少社会へと転じ、社会情勢、経済情勢からも、輝かしい未来を想像することが難しい時代です。だからこそ、これからの時代が、より安寧で、多くの人々が心豊かに過ごせる時代となるよう、関東学院大学の教育と研究の成果が、そして関東学院大学が社会に送り出す若者たちが、未来の社会を明るく照らす一助となるよう、高等教育機関としての責務を果たしてまいります。
関東学院大学では、校訓である「人になれ 奉仕せよ」を具現化する教育の一環として、全学的に「社会連携教育」を推進しています。日々の教場での学びだけでなく、横浜・神奈川を中心とした企業や自治体、地域の皆様の協力を得ながら、実際の社会課題、研究課題に取り組む学修を通じて、教室での学びが、社会とつながっていることを実感してほしいと考えています。自分自身の学びが、誰かのため、社会のためになる、いつの日か社会のために役立つ人となるために、主体的に学び続けることが大切です。
主体的に学ぶ人は、社会や生活、ビジネスのスタイルの変化、技術の進化に恐れることなく、課題に果敢に挑戦し、未来の社会を少しずつよくしようと努力できる人ではないでしょうか。そうした人材が、関東学院大学から少しでも多く巣立ち、校訓「人になれ 奉仕せよ」を指針に、20年後、30年後も持続的に社会に貢献できる人になっていてほしいと考えています。
こうした社会連携教育を実践し、より豊かな学びを実現するために、関東学院大学では、2022年春に横浜市都心部のJR関内駅前に新キャンパスを開設する運びとなりました。卒業生、企業、自治体、市民の皆様にも新キャンパスを活用いただけるような機能を整備し、「知の交流拠点」としての役割を果たしていきたいと考えています。さらに、開港の地であり、文化の中心地であり、ヒト・モノ・コトが集積するこの地ならではの学びに、これまでに以上に多くの皆様のご協力をいただきながら取り組んでいく所存です。また、新キャンパス開設と並行して、大学全体の体制を整備し、関東学院大学に集う多くの人々が、協働して教育研究に取り組める環境の整備も進めてまいります。
末筆ではございますが、関東学院大学に集う学生、教職員はもちろん、地域社会に暮らす多くの人々にとって、本年がこれまで以上に充実した一年となりますよう、心からお祈り申し上げます。
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