「一番搾り」に、国際文化学部の西原克政教授とウィリアム・I・エリオット名誉教授による、谷川俊太郎氏の詩の英訳が掲載されています。

3月21日(火)から期間限定でキリンビール株式会社より全国発売されている「一番搾り 若葉香るホップ」のパッケージに、国際文化学部の西原克政教授とウィリアム・I・エリオット名誉教授による、谷川俊太郎氏の詩の英訳が掲載されています。350ml缶と500ml缶のそれぞれで異なる詩が楽しめます。
一番搾りは、ろ過段階で最初に出てくる一番搾り麦汁のみを使用しているビールで、1990年より発売されています。そのシリーズ商品である「一番搾り 若葉香るホップ」は、フローラル・グリーンの香りが特長の国産ホップ「IBUKI(いぶき)」を使用したビールを、春のやわらかい情景を表現したパッケージデザインで包んだ商品。人気アートディレクター森本千絵氏によるデザインの裏面には、谷川俊太郎氏が書き下ろした詩が掲載され、表面に西原教授とエリオット名誉教授による英訳が掲載されています。
谷川氏と古くから親交のあるエリオット名誉教授は、約50年間、谷川氏の作品を英訳し、世界に紹介し続けてきました。2016年に岩波書店から電子書籍化された谷川氏の詩集54作品のほぼ全てにも、エリオット名誉教授と故川村名誉教授と西原教授の英訳が付いています。そのような関係から、今回の英訳も担当。500ml缶では、春の「いぶき」とホップの「IBUKI(いぶき)」をかけた詩を、見事に英語で表現しています。
西原教授は今回の取り組みについて「いつもですが、谷川さんの作品を英訳するときは楽しいですね。英訳の過程で苦労することもありますが、それも含めて楽しいです」と語りました。エリオット名誉教授は「谷川さんはすごく仕事が早いです。我々もすぐに英訳に取り組みます。いつでも自由に電話やFAXでコンタクトをとっていますし、互いに良いテンポでいつも仕事ができています。今後もこの関係を続けていきたいです」と今後について語りました。
この取り組みについては、国際文化学部オリジナルサイトの教員コラム「詩の翻訳という隙間産業」(西原教授) でも詳しく書かれています。

左がエリオット名誉教授  右が西原教授

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