旧伊藤博文金沢別邸で、子ども向けの体験イベントを開催しました。

#野島

12月26日(火)に、水沼淑子教授のゼミナールに所属する学生たちが、キャンパス近隣の文化遺産をより多くの人に知ってもらおうと、横浜市金沢区の野島公園にある旧伊藤博文金沢別邸でお正月に欠かせないグッズをつくる子ども向けのイベント「お正月をつくろう、遊ぼう!」を催しました。
野島は江戸時代に金沢八景の一つとして歌川広重の浮世絵にも描かれた景勝地です。風光明媚な野島に、初代内閣総理大臣・伊藤博文の別邸として1898年に建てられた木造平屋建茅葺の建物は、明治憲法の草案づくりのゆかりの地でもあります。この旧伊藤邸は、2006年に横浜市の指定有形文化財として指定されたものの、老朽化が激しかったため、横浜市によって修理工事が行われ2009年から一般に公開されています。
住居史を専門とする水沼教授が修理工事の監修を担当したことを契機に、旧伊藤邸を近隣の方により身近に感じてもらおうと、2010年からゼミの学生がジャズコンサートや落語会などのイベントを毎年秋に開催してきました。昨年からは、秋に開催した和楽器の演奏会に加えて、お正月を目前に控えた12月末に子ども向けのイベントも開催しています。
当日は、参加した子どもたちとともに学生たちが凧や門松などの制作に挑戦。終了後には、伊藤邸の前の広場で自分たちがつくった凧をあげる子どもたちの歓声が響き渡りました。この他に、かるたや紙相撲なども用意し、一足早いお正月を楽しみました。
水沼ゼミの勝田健志さん(人間環境デザイン学科3年)は「今日使った材料は、私たちの手作りで準備しました。数も多いので大変でしたが、ゼミの仲間と協力して用意しました。子どもたちには、今回のイベントを通じて伊藤邸に親しんでもらい、普段から訪れるようになってくれれば」などと話しました。

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