関東学院大学防災・減災・復興学研究所の若松加寿江研究員が、文部科学大臣表彰「科学技術賞(理解増進部門)」を受賞しました。授賞式が4月17日(火)に文部科学省で執り行われ、若松研究員に林芳正文部科学大臣から賞状が授与されました。
文部科学省は、科学技術に携わる者の意欲の向上を図り、我が国の科学技術の水準の向上に寄与することを目的として、毎年顕著な成果を収めた研究者や技術者に対して表彰を行っています。都市防災工学が専門の若松研究員は、これまでの「宅地地盤の液状化被害と軽減策についての国民への普及啓発」の取り組みが高く評価され、東京電機大学の安田進教授とともに、同賞を受賞しました。
若松研究員は、今年3月の定年退職まで理工学部教授として関東学院大学に在籍。長年にわたって地震による液状化現象の研究に取り組んできました。東日本大震災後には5年間かけて液状化被害のあった青森県から神奈川県まで1都12県193市区町村に及んだ液状化発生域のデータベースを作成し、一般に公開するなどしました。
若松研究員は「防災分野においては、研究でわかったことを一般の方に知らせていくことこそが大切です。社会貢献の取り組みを評価していただいことを、うれしく思っています。今後も、社会の防災意識向上につながるような活動をしていければ」などと受賞の喜びを語りました。
林文部科学大臣(右)から、表彰状を受け取る若松研究員
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