子どもたちの成長を手助けできることは、大きな喜びです。
実習での体験が強く印象に残っています。保育園、幼稚園での実習では、それぞれ特色の違う園で子どもたちとの関わり方を学び、福祉施設での実習では、「社会で働くこと」を身近に考えることができました。教科書では分からない保育士の現場を体感したことは貴重な経験です。また、「幼児の運動と遊び」をテーマとするゼミで体験したカヤック、手品などを通して「実際にやってみるまで分かった気になってはいけない」という考え方を学びました。これは子どもたちに接する際、今でも心にとどめています。
卒業と同時に保育士の資格と幼稚園教諭の免許を取得し、ある保育園で働いていたのですが、羽田空港内に新しい保育園が出来ることを知り、園立ち上げというゼロからのスタートに携わることが自分にとって良い経験になると思い、今の保育園で働き始めました。現在は、園長として各クラスの保育が円滑に進むよう、保育環境を整備しています。子どもと関わる時間が担任の時よりも少なくなり、寂しい気持ちもありますが、子どもたちが日々成長している場で、さまざまな手助けができることは何よりの喜びです。これからも、子どもたちが「明日行くのが楽しみ」と思えるような園であり続けたいと思っています。
<プロフィール>
2006年3月、人間環境学部 人間発達学科(現:教育学部 こども発達学科)卒業。
株式会社アンジュ 羽田空港第2アンジュ保育園 園長。
教育学部に興味のある方は → 教育学部
※ 所属、学年などは、全て取材当時のものです