小田原市と小田原海外市民交流会が実施している「海外姉妹都市青年交流事業」では、1981年より小田原市と姉妹都市提携関係にあるアメリカ合衆国カリフォルニア州チュラビスタ市との間で、毎年市民訪問団の相互派遣に取り組んでいます。チュラビスタ市の青年が小田原を訪れて行うプログラムの一環として、関東学院大学国際研究研修センターの見学会が行われています。
参加者たちは、まず、国際研究研修センターの全体的な説明を受けます。国際研究研修センター内の材料・表面工学研究所の技術が世界的なもので、自分たちの身近なところで活用されていることに気づき、驚きの声を上げる姿がありました。
その後は、施設を見学。本間英夫特別栄誉教授や材料・表面工学研究所の高井治所長などから、研究設備に関する説明があり、参加者たちは興味深げに設備に触れました。最後に、機能性食品科学研究所を見学。大豆から作ったチーズやヨーグルトやアイスクリームを食べ、大豆から作られたとは信じられない様子。説明を聞く姿勢により一層力が入りました。
同行した小田原市文化部文化政策課の竹井尚久副課長は「小田原といえば、小田原城や寄木細工など、歴史や文化のイメージが強いと思います。今回は、小田原にある新しい施設や新しい取り組み、新しい小田原を知ってもらうために、国際研究研修センターの見学をスケジュールに組み込ませていただきました。チュラビスタ市の青年たちに、様々な良い刺激を与えられたと思います。単なる社会見学だけではないものを得ることができました」と成果を語りました。
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