9月19日(水)、横浜・金沢八景キャンパスで、フィリピンEPA介護福祉士候補生交流会を開催しました。看護学部の学生9名とフィリピンから来た32名の介護福祉士候補生が参加しました。
EPAとは経済連携協定のことで、幅広い経済関係の強化を目指して、貿易や投資の自由化・円滑化を進める協定です。日本はフィリピンとも協定を締約しており、貿易及び投資の自由化などだけではなく、人の移動や人材養成をはじめとした幅広い分野での協力関係を築いています。今回はその一環として、日本で介護職に就くことを希望しているフィリピンの介護福祉士候補生の研修の一部として開催されました。
交流会は、まず、看護学部の学生たちのプレゼンテーションから始まりました。日本の少子化の現状や、日本の高齢者ケアや介護施設の特徴を紹介。それをもとに、学生と介護福祉士候補生が4グループに分かれてディスカッションを行いました。次に、介護福祉士候補生たちがフィリピンの介護と高齢化の現状について説明。フィリピンではカトリックの信者が8割を超え、その中で両親を大事にしなければならない教えがあることや、大家族が多く支えあいながら生きていることから、介護施設の利用率が低いことを紹介すると、学生たちは驚きの声を上げました。その後のディスカッションでは、お互いの国の違いを活発に話し合う姿がありました。
その後、グループごとに大学施設を見学。各グループの学生たちが、チャペルや看護実習室などを丁寧に紹介しました。実習室では、普段授業で使用するマネキンやベッドなどを実際に使用して見せると、介護福祉士候補生たちも興味深くそれらに触れる様子がありました。
参加した羽田友希乃さん(看護学部4年)は「今日は、フィリピンと日本の違いについてたくさん知れてよかったです。フィリピンの介護について見習うところが多かったというのもありますし、日本の介護の良いところについても気がつけました。昨年も参加したのですが、今年も新しい発見があり、参加してよかったです」と語りました。
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