今年5月23日(木)に、KGU関内メディアセンターで開催された日本材料科学会総会で、関東学院大学材料・表面工学研究所の顧問を務める山下嗣人名誉教授が「学会賞」を受賞しました。
日本材料科学会では、材料の科学と工学の進歩発展ならびに同会の発展に顕著な功績のあったと認められた人物に対して、学会賞を授賞しています。山下嗣人名誉教授は2007年から同会の理事、さらには編集委員長、副会長を歴任し、これまで学会の構造改革と若手育成面に貢献してきました。また、研究においては、材料・表面工学研究所で提案・合成された、ビアフィリング用有機添加剤の微小凹凸部への吸着機構を国内外で初めて電気化学的な解明に成功し、プリント基板の微細配線形成やMEMS(Micro Electro Mechanical Systems)製造などのナノテクノロジー分野へ応用されています。これらが評価されて今回の受賞となりました。
山下嗣人名誉教授は「私たちの研究所で取り組んできた成果が国内外から評価されていることを、うれしく感じています。今後も材料・表面工学分野の伝統を継承し、若手の育成にも力を入れて、さらなる発展に繋げていきたい。」などと語ります。
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