理工学部機械学系の堀田智哉専任講師が、日本設計工学会2020年度秋季大会研究発表講演会で優秀発表賞を受賞しました。設計工学の分野における学術研究および教育の成果の公開、発表を奨励することを目的とし、毎年春季および秋季に日本設計工学会が開催する研究発表講演会において優秀な研究発表を行った登壇者を表彰するものです。受賞者は、研究発表講演会の参加会員による受賞候補者推薦投票を行い、その結果により決定されます。
堀田専任講師の研究テーマは「転がり軸受(ベアリング)」の疲労損傷に関する研究。「転がり軸受」はエアコンや冷蔵庫、自動車などの身近な機械に広く使用されているほか、人工衛星やロケットのエンジンに使用するための研究も進んでいます。転がり軸受は摩耗の軽減や長寿命化のために潤滑油が必須ですが、食品工場では衛生上の問題で、また宇宙空間では潤滑油が気化してしまうために使用が困難です。堀田専任講師は「潤滑油の代わりにフッ素樹脂が含まれためっきを軸受に施すことで、これまで使用できなかった場所での転がり軸受の活用を目指しています。今回はその耐久性の評価について発表を行いましたが、発表が評価され嬉しく思います。今後も実用化に向けて研究を続けていきたいと思います」と受賞の喜びを語りました。
今後も関東学院大学では、大学創設時からの伝統である産学連携を推進しながら、多彩な研究活動を行なっていきます。
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