ランドスケープ設計で「グッドデザイン賞」受賞 建築・環境学部 中津秀之准教授

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建築・環境学部の中津秀之准教授が手掛けた「デュオヒルズつくばセンチュリー/つくば市竹園西広場公園」が2021年度グッドデザイン賞を受賞しました。「デュオヒルズつくばセンチュリー」は、住宅デベロッパーであるフージャースコーポレーション(以下、フージャース)が、茨城県つくば市にある国家公務員宿舎跡地に新設したマンションです。「竹園西広場公園」はそのマンションに隣接しており、フージャースとつくば市によってリノベーションが行われました。その取り組みの中で、中津准教授はマンション、および公園のランドスケープデザインに携わりました。ランドスケープデザインは、ある場所の風景をその場所の環境や文化などの特性を踏まえて設計することを意味します。今回受賞したのは、公園とマンションをシームレスに繋げているデザインや地域に密着した公共空間が優れているだけでなく、施主、つくば市、大学が連携しながら地域の活性化を促進したことが高く評価されたものによります。

今回の受賞に対し、中津准教授は、「デザインが評価されたこともですが、官民学が連携し、住まいを重視した街づくりを行うという新しい仕組みを評価して頂いたことが何よりも光栄です。私は建築家とチームを組みながらランドスケープデザインに携わったのですが、フージャース、つくば市と打ち合わせや調査を行っていく中で、隣接した公園をリノベーションすることが決まりました。そこで公園に芝生を導入することになったのですが、行政だけでは清掃や除草などの維持、管理が難しかったので、近隣住民の手で公園の芝生を維持・管理するプロジェクトを立ち上げ、地域コミュニケーションを活性化することにつながりました。そういった新しい社会の仕組みをデザインしたことが評価されたことは自身の研究活動の励みになります」と喜びを語りました。

また、「授業の中で、学生にデザイナーが社会を変えることが出来る、という話をすると具体的にどのようなことをしたらいいか、という問いかけが出てきます。その際に回答する具体的な事例の一つとして、フィードバックができることも大きな教育効果だと考えます」と話しました。

今後も関東学院大学は、よりよい社会の構築に向けた研究を推進していきます。

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