横浜中華街の新たなファンを獲得する企画を学生が提案 K-biz中華街プロジェクト

#横浜中華街発展会協同組合 #三菱UFJ銀行 #経営学部 #法学部 #人間共生学部コミュニケーション学科

K-bizサポーター企業である三菱UFJ銀行と横浜中華街発展会協同組合のご協力のもとで2021年に新たにスタートした、学生が横浜中華街のファン層を拡大するための企画を提案する「K-bizアクティブ・チャレンジ 横浜中華街プロジェクト」の最終報告会が、2/9(水)にオンラインで行われました。

これまでのK-bizアクティブ・チャレンジは経営学部の学生を対象に実施してきましたが、2023年新設の横浜・関内キャンパスに中華街が隣接することから、新キャンパスへ移転予定の法学部と人間共生学部コミュニケーション学科の学生たちが初めて参加。最終報告会には、過去最高となる69チーム応募の中から1次審査を通過した30チームが、約4か月かけて準備してきた企画のプレゼンテーションを行いました。

審査員には、プロジェクトスタート時に学生に向け横浜中華街の現状やビジョンなどを語っていただいた横浜中華街発展会協同組合の高橋理事長をはじめ、武松副理事長、石河専務理事、三菱UFJ銀行横浜支店様にご協力いただき、イノベーション、説得力、実現可能性、社会的意義、プレゼンテーションの5項目により審査をいただきました。

今回のK-biz中華街プロジェクトへの参加をきっかけに、中華街を初めて訪れたという学生や、企画立案に向け何度も足を運んだチームもあったようです。現地視察や中華街で働く人たちへのインタビュー調査などを通して得られた情報をもとに、学生たちからは「中華街を訪れる若い世代(20〜30代)は食べ歩きが中心で、飲食店に入らない」、「家族での来街が少ない」、「SDGsや健康志向に対応する取り組みが少ない」、「トイレやゴミ箱が少ない」などの課題が挙げられました。プレゼンテーションでは、みなとみらいと中華街の回遊性を高めるイベントの実施、AIを活用した中華街マップアプリや地域コインを利用できるアプリの導入、ビーガン・グルテンフリー・昆虫食などの未来中華メニューの開発による飲食ビジネスの展開など、多様な角度からの企画が提案されました。

現地調査の様子

「ちけっぷTICKEP ~中華街編~」を提案し、優秀賞を受賞した経営学部2年の森本 航多さんは「経営学部らしく収益的な効果に着目した提案にしたいと考えていたところ、京急の車内や駅でよくポスターなど見かける『みさきまぐろきっぷ』がチーム内で話題に上がり、『ちけっぷ』という企画の着想を得ました。ディスカッションを重ねる中で出たアイディアや意見を常に肯定的に発展させることを心がけました。『ちけっぷ』というネーミングやロゴマークのデザインを含め提案内容をより洗練させ、今回の良い結果につながったと感じています。ただし、否定的な意見はしないことが裏目に出て、企画をまとめる際に視点の偏りがありました。企画をまとめる段階では厳しい意見や客観性が必要だと学びました。意見交換の方法や役割分担、メンバー同士のフォローなどのチームビルディングの経験を、今後にも生かしていきたい」と受賞の喜びと今後の意気込みを語りました。

また、今回初めてK-bizに参加した法学部2年の小野 快斗さんは「横浜中華街を視察すると食材を販売する店舗が多くあることに気づき、当初は『中華街で買った食材や調味料を使う料理教室』という提案でした。しかし、わざわざ食材を買って中華街で料理をしたい人は少ないのでは…と悩んでいたところ、シェフによるお客様が考えたメニューを料理するサービスを行っているホテルがあることを知り、『お客様の要望に応えて料理を提供するオーダーメイド方式の飲食提供サービス』という企画にたどり着きました。プレゼンテーションの資料作りの過程で、メンバー間で認識や企画意図が少しずつずれていることが分かり苦労しましたが、認識をすり合わせたうえで作業を進めていくことの大切さを学びました」とプロジェクトを振り返りました。

今後の横浜中華街と関東学院大学の取り組みにもぜひご期待ください。

提案事例(学生制作のPPT資料より抜粋)

横浜中華街未来レストラン

横浜中華街赤レンガフェス×横浜中華街テイスティングビンゴ

3世代で「学べる・使える・遊べる」中華街まるごと学校プロジェクト

ちけっぷTICKEP ~中華街編~

専属料理人作ります

審査結果

最優秀賞
企画:3世代で「学べる・使える・遊べる」中華街まるごと学校プロジェクト(チーム名:まなべる)

優秀賞
企画:ちけっぷTICKEP ~横浜中華街編~(チーム名:F-608)
企画:ARを活用した横浜中華街活性化計画(チーム名:チームNIKUDANGO)
企画:浜の健康屋中華街 身体の内側と外側そして心も健康に (チーム名:美丽(メイリー))
企画:横浜中華街未来レストラン(チーム名:横浜中華街未来レストラン)

学長賞
企画:#ゆめまち中華街(チーム名:ニックまん親衛隊)
企画:横浜中華街赤レンガフェス×横浜中華街テイスティングビンゴ(チーム名:R.L.Y)
企画:受入体制の強化による横浜中華街の発展(チーム名:チーム小川)

中華街ブランド向上部門
企画:「横浜中華街」PR企画(チーム名:お疲れ様チーム)
企画:中華街テーマパークプロジェクト(チーム名:理事長パンダさん)

金融サービス部門
企画:横浜中華街全体で使用できる専門アプリの導入(チーム名:小籠包)

  • SDGs_4
  • SDGs_11

トピックスについての
お問い合わせ

関東学院大学 広報課
住所 〒236-8501 横浜市金沢区六浦東1-50-1
TEL:045-786-7049
FAX:045-786-7862
E-mail:kouhou@kanto-gakuin.ac.jp