地元企業との連携を目指し、理工学部の教員が株式会社サンリックを訪問し、工場見学を行いました。

#理工学部 #大人の工場見学 #株式会社サンリック #LINKAI横浜金沢

5/11(水)、理工学部の教員3名が、横浜市金沢区に本社・工場を置き、レアメタルの加工、販売を行う株式会社サンリックを訪問しました。「大人の工場見学」と称したこの企画は、本学のキャンパスがある金沢区などの近隣企業との連携を深めることを目指し、理工学部生命科学コースの海老原教授が提案し、横浜市経済局のご協力により実現したものです。

昨年12月の株式会社ニットーの見学を皮切りに始まった「大人の工場見学」。第二弾となる今回は、高融点金属加工において50年の歴史を持つ株式会社サンリックを訪問し、工場の見学をさせて頂きました。同社は、主にタングステンやタンタル、モリブデンといったレアメタルを扱っており、2017年の横浜市への移転に伴い、現在は本学の金沢八景キャンパスからもほど近い、LINKAI横浜金沢エリアの福浦に本社・工場を構えています。製造から販売までを自社で行うワンストップサービスにより幅広い分野の製品を取り扱うことができ、理工学部数理・物理コース 中嶋准教授も自身の研究で同社製の部品を使用するなど、以前から本学研究者との関わりもありました。

今回の見学では、セールスグループの松本康裕執行役員から会社概要や事業内容についてご説明いただいたほか、施設見学として、ウォータージェット加工機や真空加工機などの装置やクリーンルームといった設備を髙橋達二常務取締役にご紹介いただきました。パーティクルゲッター(Particle Getter)と呼ばれるシート状の銅やニッケル合金フォームなど、金属を使った加工製品が同社の一番の売りで、特に、パーティクルゲッターは、基板以外に付着した膜から汚染を防ぐために開発された株式会社サンリックでしか取り扱いを行っていない登録商標のため、多くのお客様に必要とされている商品とのことです。装置内パーツの剥離を防ぎ、貴金属の回収をしやすくなるなど、その効果は大きく、持続性のある商品でもあります。

本学から参加した、海老原教授、中嶋准教授、理工学部先進機械コース 堀田講師の3名は、普段なかなか見ることができない様々な装置が稼働している現場を興味深く見学し、社員の皆さんには多くの質問に丁寧に答えていただきました。

また、同社は、はやぶさ2プロジェクトへの協力も行っており、宇宙開発にも貢献しています。「今後も環境課題の解決や海外展開に向け様々なことに挑戦していきたい。近隣の関東学院大学や横浜市との関係を深め、面白い活動をしていきたい。関東学院大学や、横浜市経済局とも連携し、横浜市のものづくり産業へも貢献していきます」と松本執行役員は語ります。

海老原教授は「この企画を通し、地元企業の方との連携を深め、根強い関係づくりを行っていきたい。関東学院大学なら何とかしてもらえるかもしれない、ここは何か役に立ちそうなことをやっているよねと思ってもらえるようになると嬉しい」と想いを述べました。

今後も関東学院大学では、「大人の工場見学」を通して、本学の研究者の専門分野に関連する企業はもちろんのこと異分野の企業とも連携し、多くの企業と関係を深めていきます。

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