5/31(水)、理工学部応用化学コースの開講科目「応用化学研究基礎」にて、NPO法人 Aozora Factoryの浜口大樹さんによる特別講演が行われました。この科目は、卒業研究に着手するための心理学や研究室での生活の心得、就職活動に関しての基礎知識など社会人力としての問題解決法を学ぶことを目的として開講しています。
今回の特別講演では、「マーケティングとデザインによる自己分析」をテーマに、デザイナーも務める浜口さんより、デザインとはどういったものなのか、仕事で大切なのは「顧客に提供する価値を高める=ブランディング」であるといったお話がありました。特に、デザインの考え方は商売だけでなく学生の就活にも当てはまるとし、自分自身の価値を高め、自分の魅力をどのように伝えていくべきかといった説明があり、講演後には「デザイナーのような感覚を身に着けるためには、普段からどのような点を意識したらよいのか」といった質問をする学生が見受けられました。
講演を振り返り、「就活生として、自分という価値を企業にどう伝えていくかという考え方を知れたのはとても参考になりました。履歴書や面接など、限られている時間で相手に何を感じさせて、何を残せるかが大事だと学んだので、そのために自己分析をしっかり行いたいと思います」と佐々木美知さん(理工学部3年)。
授業の後半には、自分をプロデュースするためのグループワークとして、自分の長所と短所をお互いに言い合い、それらをどのように言い換えると仕事で魅せることができるかについて考えました。集中力が続かないという短所に対し、短時間で多くの仕事をこなすといった言い換えや、ポジティブシンキングが長所ということで、仕事でミスをしても深く引きずらず、切り替えが早いといった魅せ方があるなど、学生は各々の長所や短所をプロデュースしました。
松本美優さん(同学部 3年)は、「自分の弱みはすぐに見つけられるけど、強みを自分で探すには限界がありました。今回のように、友だちに教えてもらったことで、言葉で表わせなくてもどかしかったことを言語化できたのでとても参考になりました」と新たな気づきがあった様子でした。
応用化学研究基礎では、今後も4年生に向けた準備のための様々な講義を展開していきます。
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