理工学部 数理・物理コースの学生が、「JAXA XRISM(X線分光撮像衛星)」プロジェクトから表彰されました。

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理工学部の福田将大さん(数理・物理コース4年)が、X線天文衛星プロジェクト「JAXA XRISM(X線分光撮像衛星)」から「OUTSTANDING CONTRIBUTION AWARD (特別活動賞)」の表彰を受けました。

XRISM(X-Ray Imaging and Spectroscopy Mission)とは、NASA(米国航空宇宙局)やESA(欧州宇宙機関)の協力のもと2018年に開始された、JAXA宇宙科学研究所の7番目のX線天文衛星計画のこと。2016年に打ち上げられたX線天文衛星「ひとみ」のミッションを引き継ぎ、宇宙の高温プラズマにおける物質循環・エネルギー輸送過程と天体の進化の解明を進めることを目的として、8月26日9時34分に種子島宇宙センターから打ち上げられる予定です。

福田さんが所属する高エネルギー天文学研究室(中嶋 大准教授)は、XRISMに搭載される2種類のカメラのうち、広い視野で天体のX線画像を得ることができる「軟X線撮像検出器(X線CCDカメラ)」の開発に取り組んでいます。そのなかでも今回、XRISMに搭載されるX線CCDカメラの地上試験データの解析を担当した福田さんの、カメラの較正データベース整備に寄与した結果がJAXAに認められ、「OUTSTANDING CONTRIBUTION AWARD (特別活動賞)」が贈られました。

「中嶋先生のご提案のもと、これから打ちあがる人工衛星に興味を持ちこのプロジェクトに携わらせて頂くことになりました。今までの研究活動を評価して頂きとても嬉しく思います」と話す福田さん。

福田さんがこのプロジェクトの研究に取り組んだのは昨年8月。中嶋准教授をはじめ、他大学の教授らとともに解析作業に取り組んだ福田さんは、仕事を任されることへの喜びを知ったと言います。

「自分が携わった人工衛星の打ち上げを見られる機会はなかなかないのでとても楽しみにしています。この研究を通して得た知識や技術を用いて、より社会貢献できるよう精進していきたいです」と福田さんはコメントしました。

XRISM打ち上げの様子は以下リンクよりご覧頂けます。

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