2024年度関東学院大学春学期卒業式・学位授与式を挙行しました

#春学期卒業式・学位授与式 #卒業おめでとう

9月20日(金)、2024年度関東学院大学春学期卒業式・学位授与式が横浜・金沢八景キャンパスのベンネットホールにてパイプオルガンの音色が響き渡る中執り行われました。今年度は、71名の卒業生がそれぞれの学問を修めました。小山嚴也学長の式辞では、卒業生との再会に関する話を例に挙げ、旅立つ学生たちへメッセージが贈られました。

卒業生のみなさま、この度は誠におめでとうございます。みなさまとまた再会できる日を楽しみにしております。

小山嚴也学長 式辞(全文)

卒業生の皆さん、ご卒業おめでとうございます。

また、この晴れの日を心待ちにしてこられたご家族、関係者の皆様にも、心からお祝いを申し上げます。そして、本学に対するこれまでの厚いご支援に対し、御礼を申し上げます。

さて、皆さんはこの大学で何を得たでしょうか。「専門的な知識を得た」「教養を身につけた」「師といえるような人と出会えた」「親しい友人ができた」など、いくつかのことが思い浮かぶことでしょう。それはとても価値あることですし、この大学でそうしたものが得られたのなら、それは本当によかったと思います。

そうしたことが直ちに浮かばない人もいるでしょう。しかしよく考えてみると、例えば、ある授業の中での先生の発した一言に「はっ」とさせられたといった経験はあるはず。学問をしていれば、「気づき」や「驚き」「喜び」は必ずあるのです。

ちょうど1年前のオープンキャンパスでのこと。経済学部の個別相談を待つお母さんと高校生が、じっとこちらを見ています。気になって話しかけてみると「主人が先生の授業を受けていたんです。当時、すでに付き合っていましたけど、いつも、先生の授業の話を聞かされて」と。

2001年の現代企業論を受けていたようで、名前を聞いたら「彼」の書いたミニットペーパー、毎回の授業で書かせている小論文を思い出しました。ちょっと縦長で細めの字が印象的だったので覚えていたのです。出来がいいとお手本として取り上げられ、褒められたのがうれしかったそうです。

日を改めて、「彼」こと宮澤さんが、学長室まで遊びに来てくれました。4年間、遊びとアルバイトがメインで過ごしてきて、最後の年に単位の関係でとった私の授業にビビっときたそうです。今は桜木町でジャズの学校を経営しているとのこと。話が盛り上がり、関内キャンパス地下のBacon Books & cafeで、定期的にジャズライブやってもらうことになりました。

宮澤さんは、卒業後、20年たって大学と新たな関係が生まれたわけですが、その背景には印象に残る出会いや出来事があります。

今は意識しないかもしれませんが、いつかそれが新たな縁を結んでくれるかもしれません。きっとくるであろう、そんな日のためにこの大学での出会いや出来事を心の中で温めていってほしいと思います。

母校はいつでもみなさんを暖かく迎えます。そして、「人になれ 奉仕せよ」を体現するような、そんな人に成長した皆さんと縁を結びなおせたら、と思っています。

改めて、卒業おめでとう。またいつかお会いできることを楽しみにしています。

 

2024年9月24日
学長 小山 嚴也

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