11/22に本学と高大連携協定を結ぶ捜真女学校の中学3年生を招き、理工学部と建築・環境学部の学びを体験する高大連携プログラムを開催しました。
捜真女学校では、中高6年間を2年ずつ3つのステージで構成し、ステージごとに具体的な目標を定め、能力を着実にステップアップさせていく学習方法を導入しています。中学3年と高校1年の2年間の目標に「目的意識の育成と進路の探求」を設定しており、高等学校や大学で学んだ先にある「仕事に就く」ということの本質や真実を理解するためのプログラムを数多く実践しています。今回は、「大学で取り組まれている理工系分野の研究と世の中の仕事や社会課題との繋がり」を生徒たちが実感することで、生徒自身の進路への目的意識を醸成し、進路選択の一助となることを目的としたプログラムが組まれました。
当日は、文系・理系の進路選択が明確になる前の中学3年生134名を対象に、理工学部と建築・環境学部による9つの講座から、自身の興味のある分野を選択し50分間の講義を2回受講する形で進められました。
理工学部の先進機械コースでは、風洞による自動車の空力研究を紹介しました。生徒たちは空気の流れをライトによって可視化し、自動車がどのように風を受けながら走行しているか観察することが可能な研究設備を見学。生徒たちは大学院生の説明を受けながら、可視化された空気の流れを観察し、自動車研究の一端に触れることが出来ました。
応用科学コースでは、山平多恵子准教授による施設見学ツアーを実施。大学の中でどういった研究が行われているか例を挙げて紹介した後に実験施設を見て回り、実験器具や研究内容について山平准教授が説明しました。生徒たちは大学生たちが実験を行っている様子を興味深く観察していました。
参加した中学3年の女子生徒たちは、「葉っぱの金属化実験を行いました。説明を聞くととても難しい研究だと感じましたが、面白かったです」、「初めて知る内容が多くて楽しかったです。他のプログラムも参加してみたいと思いました」、「今まで見たことのない研究設備が多くあって興奮しました」など、普段触れることのない大学の研究を目の当たりにして多くの刺激と学びを得た様子でした。
関東学院大学は、今後も最先端の知識が集まる最高学府として、中学校や高等学校等へ積極的にまなびの場を提供していきます。
生命科学コース/動物、動物細胞、植物の生命現象を最新機器で解明する最先端研究を覗いてみよう。
数理・物理コース/ブラックホールの極限重力環境にエックス線で迫る!
応用化学コース/化学は身の回りのどのようなところで役立つのか。化学を学ぶ必要性について考えよう。
表面工学コース/葉っぱ(葉脈)を金属化して栞を作ろう。数秒で外観が変化する様子を観察しよう。
先進機械コース /最先端の自動車研究施設の紹介
健康科学・テクノロジーコース/心電図を見てみよう!
情報ネット・メディアコース/パズルで学ぼう情報工学
土木・都市防災コース/安全・安心な都市を土木(建築)の力で!~地震防災を中心に~
建築・環境学部/身近なゴミから作られる建築材料およびインテリア品の紹介
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