2024年12月21日(土)、横浜・関内キャンパスにて「2024年度ヨコハマFD連絡協議会」を開催しました。
関東学院大学、神奈川大学、横浜国立大学、横浜市立大学の4大学は、2017年2月にFD(ファカルティ・ディベロップメント*)推進のための連携協定を締結し、毎年合同事業に取り組んでいます。近年、大学運営や教育改善の場面で「学生参画」の重要性が高まっていることから、本合同事業では、4大学の教職員と学生が協働し、教育と学びについて議論する機会としています。
2024年度は本学が幹事校を務め、「授業評価―意義ある実践とFDへの接続に向けて―」をテーマとした協議会を開催しました。本協議会では、授業評価や学習の振り返りのためのアンケートについて、回答率や回答の質をどのように向上させるか、また結果をどのように活用するかについて、各大学関係者による意見交換が行われました。最初に、外部講師として金沢大学教学マネジメントセンター副センター長の林透先生をお招きし、「授業評価アンケート見直しから始まった教学マネジメント改革~金沢大学における取組を通して~」と題してご講演いただきました。金沢大学の事例に加えて、横浜市内4大学からも授業評価に関する現状が共有されました。
その後、参加者は「回収率・回答の質の向上」、「アンケート結果の活用」、「教員へのフィードバック」、「実施方法」の4つのトピックに分かれ、グループディスカッションを行いました。ディスカッションには教職員だけでなく学生も参加し、所属大学や立場を越えた意見交換が行われました。特に学生からは、「学生の回答に対する教員のコメントや反応が知りたい」、「授業評価や授業改善に対する教員の意見や悩みも学生と共有してはどうか」といった提案がありました。
なお、今後はSD(スタッフ・ディベロップメント*。ただし、教学運営等に限る)活動についても4大学で協力することが合意され、連携協定改定のための調印式が行われました。次年度以降も引き続き、4大学で相互に協力・連携し、FD・SD活動を行う予定です。
*FD(ファカルティ・ディベロップメント):大学における教育・学習環境の改善、特に教職員が授業内容・方法を改善し向上させるための組織的な取組のことを指します。
*SD(スタッフ・ディベロップメント):教職員全員を対象とした、管理運営や教育・研究支援までを含めた資質向上のための組織的な取組のことを指します。
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