横浜DeNAベイスターズの新たなビジネスプランを考案。―経営学部プロジェクト学習―

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経営学部奈良ゼミナールの学生らがプロジェクト学習において横浜DeNAベイスターズの新たなビジネスプランを考案しました。奈良ゼミナールの2年生11名は3チームに分かれ、『横浜DeNAベイスターズ×○○』で考える新商品またはサービスを提案するというテーマでビジネスプランの考案に挑戦。横浜DeNAベイスターズの現状分析や課題の見極めを行い、そこから論理的に導き出された提案内容を約3か月かけてまとめました。提案には、収益性や既存事業との相乗効果など、新たなサービスを導入した際の効果の試算も盛り込み、学生ならではの独創的なアイデアを発表しました。当日は、株式会社横浜DeNAベイスターズ ビジネス統轄本部 営業部 営業第1グループより、プロ野球選手としての活躍経験もある小山田保裕氏、中後悠平氏が本校を訪れ、学生たちの提案を審査。その後講評が行われ、最優秀チームが選出されます。
発表1番手はCチームの『VR観戦×ベイスターズ』。Cチームはさまざまなリサーチの結果から、ベイスターズのスポーツ事業は右肩上がりでスタジアムの観客動員数は増加傾向にあり、現在の稼働率は9割以上になると分析しました。そのような「球場がほぼ満員」の現状から、実際にスタジアムに来場してもらう「観客動員型」のビジネスには限界があるとして、VRを利用した新たなオンライン観戦スタイルを提案しました。続いてのAチームはメンバー全員がベイスターズのユニフォームを身に纏い登場。『DeNA 世界最先端球団へ』のタイトルでボリュメトリックディスプレイという最先端技術の活用を提案しました。Cチームと同じく、Aチームも現状分析においてホームゲームでのスタジアム観客動員は毎回ほぼ満席になっていることを確認。それを踏まえて発案したのが、ビジターゲームでも横浜スタジアムを満員にしようというアイデアです。ボリュメトリックディスプレイは裸眼での3D体験を可能にするもので、特殊なメガネやヘッドセットを必要とせず立体映像を見ることができる技術。その技術を活用し、他球場で開催している試合をオンタイムで横浜スタジアムのフィールドに3D投影し観戦するという提案を行いました。これによりビジターゲーム開催時にも、横浜スタジアムでのグッズや飲食の販売収益が見込めることに加えて、広告の価格設定の見直しにより広告収入もアップすることが期待できるとしました。さらに、ボリュメトリックディスプレイを導入することで、構造物に設置する看板以外にも、新たに3D広告を商材として販売できるとし、イニング間のスタジアムの上空にホログラム看板を投影してはどうかとの提案がなされました。最後の発表はBチームの『ベイスターズ×メタバース』。仮想空間において、アバターを介して他者との交流を行うことができるメタバース上にハマスタをつくり、新たなコミュニティの場、新たな観戦の場を生み出すという提案を行いました。

審査の結果、最優秀チームに選ばれたのはAチーム。横浜DeNAベイスターズの小山田氏は「Aチームの3D広告のアイデアは、具体的に取り組んでみたいと思える大変興味深いものでした。また、各チームの提案は私たちの学びにもなる素晴らしい内容でした」と学生たちの発表を評価しました。中後氏は「プレゼンでの話し方や、パワーポイントを使用しての発表資料の精度、プレゼン時の衣装にユニフォームを仕込むなど、各チームが工夫して臨む姿勢は素晴らしかった」と感想を語りました。小山田氏は「今回取り組んだことや発表の内容は、各チームで是非しっかりと振り返ってみてほしい」と話します。「まず、チャレンジしてみる!そしてそのチャレンジの振り返りを繰り返すことで力が蓄えられていく。そうやって次に進んでいってもらいたい」と学生たちの今後の学びにエールを送りました。ゼミナールを担当する奈良堂史准教授は「営業部の現場で働く社会人の先輩からの評価、コメントは、学生たちにとってさまざまな気づきのきっかけとなると思います。プロジェクト学習での取り組みをしっかりと振り返って自分たちの次のステップとなる学習課題を見つけ、今後の学びに活かしてほしい」と取り組みの成果を語りました。

関東学院大学は今後も地域企業と連携し実践的な学びを展開してきます。

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