建築・環境学部の学生が取り組む「Koyart」が東京で初出展

5月16日～18日の3日間、建築・環境学部の学生が取り組む「Koyart※」が東京都内へ初出展しました。

東京都の大手町・丸の内・有楽町・八重洲地区で行われたイベント「山と都市をつなぐGOOD DESIGN Marunouchi企画展 『TOKYO WOOD LIVING 2040 山と木と東京』」にて、3日間限定で行われた「丸ビル木イチ」。同イベントでは、2040年の東京を心地よく創造力にあふれた「木の都市」にするための技術やアイデアを探ることを目的として開催されました。

建築・環境学部の学生が取り組む「Koyart」はこれまで神奈川県の横須賀・三浦エリアを中心に活動を行っており、東京への出展は今回が初めてです。当日は、3つの「Koyart」を披露し、今が旬の三浦野菜10種類を販売。学生らは「Koyart」の説明はもちろん、学生が自ら料理し、味に自信があるというレシピをリーフレットにして紹介するなど、三浦野菜の魅力を都内で発信しました。その様子に関心を寄せ、通りすがりの人も思わず足を止める様子が見受けられました。香水の香料にも使用される人参、サラダにおすすめの甘いカブ、などと訪れたお客さまへ野菜の特徴やおすすめの調理方法を説明。お客様からは、「Koyart」の造りはどうなっているのか、という質問があったほか、レシピがあると料理のイメージも湧きやすい、といった意見をもらうなどコミュニケーションを図りました。

今回の「Koyart」は昨年制作したもので、ビニールハウス、じゃがいも、屋台のような店構えをイメージしたものと学生たちのアイデアと工夫が見られました。今年度も新たな「Koyart」の制作に向け、これから準備が進んでいきます。今回の出展を機に、他のイベントへも声がかかったという「Koyart」。今後の活動にますます期待です。

※Koyart は、小屋とアートを重ね合わせた造語です。空間やアート、サイエンスを表現する各団体が、主に野菜の販売小屋をテーマにして社会課題に実践的に取り組む「小さな実例」となる作品を通じ、参加団体の活動をご紹介致します。活動を通じて、新鮮な野菜を求め、のんびり、ゆっくり未来を眺めるため近隣や遠方から来られる方と地域のコミュニケーションが広がることを目指しています。