5月29日(木)、国際文化学部比較文化学科の「英語圏の交流文化A」にて、ハワイ語翻訳家の土肥麻衣子氏をゲストに迎え講義を行いました。
学生たちはこれまでの講義を通して、ハワイの文化を学んできましたが、ハワイ語について学ぶはじめての機会となりました。ハワイ語は、言葉には神秘の力・エネルギーが宿っていると信じられており、口頭伝承で引き継がれ続けてきた言語。ですが、いつしか英語圏の人たちが聞いた音を英語のアルファベットに当てはめ、文字に書き起こすことで現在まで継承することができています、と発展に至った経緯が土肥氏より紹介されました。
ハワイ語と聞いて多くの方が思い浮かべるのは「Aloha」。単語自体にも挨拶としての意味がありますが、実はA・L・O・H・Aの文字一つにも優しさ、謙虚さなどそれぞれ意味を持つといいます。それもまた、ハワイ文化ならではのもの。大地に関する言葉など、土地との繋がりを大事にしているハワイ先住民の考え方が垣間見えます。学生たちは、これまで講義で学んできた文化と言語の繋がりを感じられた様子です。
また、アルファベット表記であり、読みも日本語の母音と近い音のため、英語話者よりも日本語話者の方がハワイ語を話しやすいといった説明がありました。とはいえ、初めて発音するハワイ語に苦戦する学生たち。自己紹介時「あなたの名前は何ですか」「私の名前は○○です」というような会話になりますが、ハワイ語では“あなた”という意味のkou(コウ)と“私”という意味のk‘ou(コッウ)の発音が似ています。学生たちは、絶妙な発音の違いに戸惑いながらも、ハワイ語での会話を実践しました。講義終了後には、この単語の意味はあの文化にも関連しているのか、とこれまでの学びを踏まえたうえで質問する学生も見受けられました。

関東学院大学は今後も、社会で活躍する方を招き、学生たちの視野を広げる学びの機会を提供していきます。

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