学生支援室では元気な大学づくりの一環として、より多くの学生に様々な体験や学びの機会を積極的に提供するために、学生生活課を中心とした各課や、学生メンターが企画した学生向けイベントを定期的に開催しています。
6月20日(金)には横浜・金沢八景キャンパス(室の木)エテルニテ学生食堂にて、姫路の御菓子店「杵屋」の内藤浩一社長の指導による『和菓子づくり体験教室』を開催しました。「杵屋」は兵庫県の姫路に明治44年創業、「幸せを お菓子にのせて 贈る店」として創作和洋菓子の企画・開発および製造・販売を行っている老舗御菓子店で、姫路の菓子文化を全国に発信しています。内藤社長からは「お菓子は、つくる時もそれを買いに来る時もみんな笑顔。喜びにあふれた職場です」と「杵屋」の紹介がありました。体験教室の冒頭では、姫路藩主酒井忠以公と大名茶人として名高い出雲松江藩主の松平不昧公との間でやり取りされた手紙が紹介されました。そこには、茶道具の配置などのしつらえについて書かれた上に赤字での添削がされており、酒井忠以公の提案に対し松平不昧公が「こうするともっといい演出になるよ」といったアドバイスが返されているといいます。こうした史料から当時の人々が茶席を全力で演出し楽しんでいたことがうかがえます。茶席では抹茶と一緒に必ずお菓子が振舞われるます。茶の湯の発展とともに和菓子も洗練され、美的センスを持つ洗練された菓子へと進化しました。そんな話を聞いたのちに、学生たちは『朝顔』『鮎籠』『紫陽花』の三種の和菓子づくりに挑戦しました。

朝顔

鮎籠

紫陽花
練り切りあんをこねて丸めて、各テーブルに置かれた見本の美しい上生菓子のような完成形をめざして取組みます。幼いころに夢中になった粘土遊びのように、無邪気な笑顔を見せる学生たち。櫛を使用して模様をつけたり、お箸を使用して細かい作業をする時には皆が真剣そのものでした。






参加した学生からは、「和菓子を作るのが意外と大変で、こんなにも丁寧な作業を毎日何個も作っているのだと考えると素晴らしい職業だなと思いました」「道具の使い方を工夫するだけで、模様や形が浮き上がってくることがとても面白かったです」といった感想が寄せられました。また、「プロの方に教えてもらうなんてなかなかできない体験ができた」「和菓子や歴史についての知識を得られた」「知らない人とも話せて面白かった」と、参加者それぞれがイベントを通じて貴重な体験を得られた様子でした。
関東学院大学では、今後も、学生が楽しめる様々なイベントを企画していきます。
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