関東学院六浦高校のGLEクラスの「金沢区防災サミット」に理工学部土木・都市防災コースの規矩研究室が協力

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関東学院六浦高等学校GLEクラスが取り組む「金沢区防災サミット」に、理工学部土木・都市防災コースの規矩大義研究室が今年度も協力しました。本取り組みは、金沢区内の地域防災力向上を目的に、高校生が大学の専門知識を学びながら自主的な探究研究を進め、その成果を地域へ発信するプロジェクトです。
GLEクラスの生徒たちは、理科や地理総合など複数科目を横断した学習を踏まえ、「災害に備えて地域と連携してできること」をテーマに探究を重ねてきました。今年度は金沢区の7地域を対象に7チームを結成し、地震・津波・土砂災害などに備えるアラートマップの作成や、地域の防災意識向上に向けた提案をまとめました。規矩研究室の学生・大学院生が4ヶ月間にわたって各チームのアドバイザーとして参加し、地域へのヒアリングやチーム内でのディスカッション、プレゼン準備にも協力してきました。提案をまとめる際には、日頃研究している防災の知識を生かして、専門的観点から的確なフィードバックを行いました。

12月6日(土)に横浜・金沢八景キャンパスで行われた最終発表会では、規矩教授による基調講演「知ることから始まる地域の防災」が行われ、能登半島地震の事例を交えながら、突発災害とされる事象の多くはあらかじめ備えが可能である点や、「元に戻す」だけの復興ではなく持続可能な地域像を描く重要性が示されました。参加した六浦高校の生徒たちや地域の住民たちは、地域防災の本質に迫る視点に触れ、理解を深めました。
続いて、神奈川県警危機管理対策課の筧貴弘課長による講演「災害から市民を守る警察官の物語」では、ローリングストックの必要性や、現場を支える課内の即行対策チームの役割、能登で津波による死者がゼロだった理由として日頃からの訓練と地域のつながりが紹介されました。

講演後の六浦高校GLEクラスの発表では、モニターを使用しながらワークショップ形式で実施。防災意識を高める内容だけでなく、防災に関するライフハックについても知識を共有し、参加者たちは熱心に取り組んでいました。
発表会の後は、神奈川県警による降下訓練のデモンストレーションを参加者協力のもと実施。要救助者搬送には周囲の協力が不可欠であることや、規矩研究室の学生たちも救助機材の重さや扱いの難しさを体験し、災害対応の現実を体感しました。

今回のイベントでは過去最多となる39名(一般・保護者・生徒・教員)の参加となり、地域と高校、大学、行政が一体となり、防災を自分ごととして考える姿勢が会場に広がりました。

関東学院大学は、今後も地域社会と連携しながら実践的な防災教育を推進していきます。

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