「第21回 神奈川産学チャレンジプログラム」で、経営学部江頭 幸代ゼミナール、奈良 堂史ゼミナールの2チームの学生が最優秀賞・優秀賞を受賞しました。
「神奈川産学チャレンジプログラム」は、一般社団法人神奈川経済同友会の会員が所属する企業と神奈川県内の大学が中心となり、産学連携による学生の人材育成を目的とした課題解決型研究プログラムです。企業が抱える経営課題に対して学生らが研究を行い、実践的で独創性のある解決策をまとめた研究レポートを制作し提案するというもの。実社会で発生している問題に具体的に取り組むことにより、問題解決能力の高い人材の育成を目指しています。
第21回となる今回は36社の企業が参加し、各社が持つ課題をもとにテーマが提示され、参加大学20校から、全185チーム、842名の学生が挑戦。本学からは、経営学部と経済学部の学生らが参加し、それぞれ関心を抱いたテーマの課題解決に向けた研究と提案に向けて5月頃から約半年かけて取り組みました。12月16日(火)にパシフィコ横浜で行われた表彰式では、優秀賞43チーム、最優秀賞24チームが発表され、奈良ゼミナールの柳原チームが最優秀賞、江頭ゼミナールの西澤チームが優秀賞という結果を収めました。
柳原チーム提案資料抜粋
西澤チーム提案資料抜粋
最優秀賞を受賞した奈良ゼミナール柳原 弘樹さん、池田 宙翔さん、北野 鉄朗さん3年生3名と鳴海 紫乃舞さん、木村 光希さん、関本 一矩さん4年生3名の6名は、株式会社神奈川銀行のテーマ「金融リテラシー向上にむけた、『神奈川銀行ならではの金融経済教育』を考えてください」を選択。研究成果として「就活生向け地域マネーインターン」と題し、学生向けの金融教育プランを提案しました。また、優秀賞を受賞した江頭ゼミナールの西澤チームは、西澤 慎晃さん、服部 広睦さん、西表 幸花さん、金子 斗武一さん、滝口 亜衣さんの3年生5名で、SMBC日興証券株式会社のテーマ「金融業界×生成AIによる新たな取り組みについて」を研究。金融業界や同社の現状分析や課題を洗い出し、生成AIを搭載したアボカド型のタブレット端末&アプリ「AvoStock」を提案しました。
学生たちは、半年に及び取り組んだプロジェクトを振り返り「大変ではあったが、社会人として必要なスキルの基礎を学ぶことができた」と口々に話し、達成感に満ちた表情を見せました。
今後も、関東学院大学は学生が企業の課題解決に向け挑戦する機会を提供していきます。
柳原チーム最優秀賞受賞コメント
神奈川銀行の強みを生かした提案をしたく、「就活生に向けた地域マネーインターン」という金融教育プランを提案しました。学生が社会人になるうえで必要な金融知識を身につけ、仕事に活用できるよう同社と取引のある各企業でインターンを行い、実践的スキルを身につける機会にするというものです。同社は、地域住民のニーズを把握しており、地元企業との連携も強固という企業特性から、大手銀行との差別化ができていると分析したのですが、そういった点を評価していただけたことはとても嬉しく思います。また、私たちのチームは途中から合流するメンバーもいたので、プロジェクトを遂行するには、後から参加したメンバーと同じ方向に向かって取り組めるかどうかのチーム力が必要だということも学びました。実際にプロジェクトを進めるうえで、チームメンバーの入れ替わりの可能性も考えられるので、提案力のほか、コミュニケーションを取りながら全員で現状を把握し共有することが成功につながると感じました。最優秀賞をいただけたことが自信にも繋がったので、今後ここで培ったスキルを実社会でも発揮していけるよう頑張ります。
西澤チーム優秀賞受賞コメント
生成AIと金融の組み合わせに面白さを感じこのテーマを選択し、斬新で既存事業にも負けず、親しみを持って使ってもらえるものの提案に努めました。種を植えることで木になるアボカドで成長やワクワクをイメージさせ、顧客が安心して証券取引を行い人生が豊かになるものを提供できればと「AvoStock」という商品を考案し、アボカドのキャラクターを設定しました。企業側からのフィードバックでは「アボカドをメインにキャラクターやデバイスを設定したのは面白かったが、実現性という点が課題でこのような評価とさせていただいた」とのコメントをいただきました。他大学チームと僅差だったということで、SWOT分析などにより導いた、現状の課題と提案の根拠を伝えきれなかった点が悔やまれます。この経験から、相手にどのようにわかりやすく伝えたい点を伝えられるかが重要だということを学びました。今後、必ず社会で必要なスキルだと思うので、残りの学生生活でさらに力を磨いていきたいです。
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