関東学院大学 材料・表面工学研究所は、2025年12月3日(水)から5日(金)まで開催された「表面改質展2025」に出展し、実演展示および研究成果ポスターの展示を行いました。自動車、航空・宇宙、電機・電子、医療機器、食品加工など、多様化するモノづくりの課題に対し、表面処理技術による高付加価値化・高機能化の可能性を紹介する場として、本学の研究活動と社会連携の取り組みを発信しました。
本学は、ヤマトマテリアル株式会社およびRSテクノロジーズの実演サポートを受け、2021年から2025年まで継続して実演とポスター展示を実施しています。2024年からは千葉工業大学と関東化成工業にも協力いただき、共同ブースとして展示・発信を行っています。
会期中の実演展示では、噴流装置を用いた高速電気銅めっきのプロセスを紹介するとともに、水中プラズマを用いた金ナノ粒子の生成についても実演し、加工の考え方や応用可能性を来場者の皆さまに分かりやすく説明しました。
ポスター展示では、表面処理技術の応用範囲を「微細配線形成」「半導体実装」「宇宙機器」へと広げる研究事例に加え、社会連携・教育の取り組みも紹介しました。具体的には、樹脂上およびガラス上へのフルアディティブ微細回路形成、オゾンファインバブルによるめっき浴光沢剤の分解生成物の分解除去、高速電気銅めっきによる半導体バンプ形成技術、宇宙観測ミッション(XRISM、GEO-X)に関わるカメラ開発に関する紹介、ならびに表面工学コースおよび職業実践力教育プログラム(BP)の内容を展示しました。
当日は多くの来場者にブースへお越しいただき、製造現場における実際の課題に直結したテーマを中心に技術相談・意見交換が行われました。
材料・表面工学研究所は今後も、産学連携・社会連携を通じて表面処理技術の高度化を進め、実装・製造現場への展開を一層推進していきます。
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