『共生社会実践セミナーともいき交差点2025』に社会学部の学生が参加しました。

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12月14日(日)に神奈川県庁で開催された『共生社会実践セミナーともいき交差点2025』に社会学部の学生が参加しました。神奈川県では、「ともに生きる社会かながわ憲章」の理念を広め、障がいへの理解を深めるとともに、共生社会を自分事として考え、実現に向けた行動を促進するため、大学生とともに「ともいき大学連携プロジェクト」を実施し、その成果発表の場として「共生社会実践セミナー」を開催しています。

12月14日の共生社会実践セミナーでは、学生・当事者による実践報告において県内の高校生、大学生、社会人らが自ら取組んだ共生社会の実現に向けた活動についての報告が行われ、社会学部現代社会学科麦倉ゼミナールの学生たちが参加。「体験を通して学ぶ障害の世界」をテーマに報告を行いました。麦倉ゼミナールでは、今年4月に神奈川県庁共生推進本部室の方々を本学に招き「ともに生きる社会」の実現について県の取組みを学び、その後、自分たちにできる取組みについて検討を重ね企画、研究活動を行ってきました。今回の研究内容は、「ボッチャ」を楽しむことを通して、障がいについての認識の変化および行動の変容をうながす方法の考察。ボッチャは、年齢、性別、障がいのあるなしにかかわらず、垣根を超えてすべての人が一緒に競い合えるスポーツ競技です。神奈川県と麦倉ゼミの連携を起点に、横浜本牧地域生活センターとの協働へと発展し、その後、スポーツ領域におけるボッチャ体験型授業の企画実施へと繋がりました。この企画を検討する過程では、障がい者スポーツについての先行研究も精査し、学生たちはユニファイドスポーツという概念に着目。ユニファイドスポーツは、知的障害のある人の「ために」ではなく、「ともに」スポーツを楽しむことで障がいの有無に関わらず、スポーツを通じて相互理解を深め、社会参加を促進するとして世界的に注目されている概念で、本研究実践では、そのユニファイドスポーツの概念を取り入れたボッチャ体験型授業を実施し、その成果を考察しました。研究活動において、学生らは①多様な障がいと特性を踏まえた戦略的思考を通して、インクルーシブな概念を理解する。②コミュニケーションの理解・工夫を体験する。③インクルーシブスポーツの理念を実践を通して理解する、の3つの目標を掲げ、それに基づきプログラム体験を設計。競技終了後には、参加した学生たちにアンケート調査を実施し、結果を分析しました。結果の分析では構成主義的グラウンデッド・セオリーという手法を取り入れ、ボッチャ体験型授業の効果を考察しました。この手法には3つの段階があり、「初期コーディング」ではデータを細かく分析し整理していく段階で、意味のあるフレーズにコードづけを行います。次の「焦点化コード」では類似した初期コードをまとめ、より抽象的な概念を付与します。そして「理論的カテゴリの生成」で、共通性を見出したものに対して、どのような意味があるのか考察し、理論の骨格を構築していきます。この一連の考察から、学生らは、ボッチャを通した経験によって障がいへの理解や、協働による相互理解が深まり、対等性を実感する中で連帯感“We-ness”を生み出すという結果が見られると分析。ボッチャ体験プログラムでの活動、考察を通して、共生社会を築いていくために必要なこととして、『価値観の変容』『障がいへの理解』『関わり合いの機会の創出』の3つの要素を抽出し、これらを本研究の研究結果と位置づけました。

学生の発表を受けて黒岩知事は「ともいきはごちゃまぜから」という言葉を掲げ、「とても共感できる研究内容だった。連帯感を生み出すためには、意図的に協働の場をつくらなければいけないのは課題と捉えている。相互理解のためには、幼いころから日常生活で当たり前に障がいを持った方たちと接する環境が必要で、共生社会をつくっていくにはそこから始める必要があると考えている」と感想を述べました。

発表を終えた新井清加さん(現代社会学科3年)は、「社会福祉士を目指しているのでともいきでの取り組みはとても勉強になりました。実習などもある中で、企画から準備までをこなすのは大変だったけれど、ゼミのみんなで協力して役割を分担して、分析結果までしっかりと導き出せて良かったと思います」と学びの成果を得た様子でした。

関東学院大学は今後もともに生きる社会の実現に向けて、地域と連携し教育研究を推進していきます。

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