3月28日(土)、理工学部数理・物理コースの中嶋 大教授(高エネルギー天文学)が、横浜・金沢八景キャンパスにほど近い野島公園内の施設にて地域住民を対象に星と宇宙の講座を開催しました。
この催しは、同園を管理する公益財団法人横浜市緑の協会と協働で昨年から開催しています。当初は、天文部の学生が主体となる星空観望会を予定していましたが、あいにくの天候により室内での開催となりました。当日は子どもからシニア世代まで25名が参加し、中嶋教授による星の誕生や広がり続ける宇宙、そして宇宙人はいるのかといった話に時折驚きの声をあげながら耳を傾けていました。
なかでも参加者の関心を惹きつけたのは、”宇宙人はいるのか”という話題です。中嶋教授は、まだ見ぬ知的生命体へ向けた数々のメッセージが刻まれたゴールデンレコードを紹介。このレコードは、およそ50年にわたって宇宙を航行する探査機「ボイジャー1号」に搭載されており、レコードに刻まれた”水素原子の遷移”を表す記号で再生スピードが示されています。水素原子の遷移は、宇宙のどこであっても変わらない物理の法則だといいます。知的生命体も私たち人間の身体と同じように原子で構成されており、その一部には水素が含まれていると考えられます。そのため、知的生命体が水素の性質を理解していれば、レコードが再生でき、応答してくれる可能性があるのです。
中嶋教授は「宇宙のすべての原子の約90%は、水素で構成されています。天文学者である私は、天体に存在する水素が発する電磁波などを分析し、その天体の謎を解明しようと研究を行っています。人間の言葉が通じない宇宙人との交信においても、天文学においても、水素は”宇宙の共通言語”なのです」と締めくくりました。参加者は「興味深い講座だった。水素が発する電磁波がどんなものなのかさらに興味がわいた」と、さらに好奇心をかき立てられた様子でした。
関東学院大学は、今後も地域のニーズに応え、大学の知を地域住民の皆様へ還元していきます。
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