2026年度入学式を執り行いました。

#2026年度 #入学式

4月2日(木)に横浜市西区のパシフィコ横浜国立大ホールにおいて、2026年度入学式が執り行われました。

内藤幹子宗教主任の司式のもとキリスト教の礼拝形式により進行され、2026年度は学部生、大学院生あわせて3,133人の新入生を本学に迎えました。

式では、キリスト教の精神を土台とする関東学院大学として、松田和憲学院長より聖書の言葉とともに祝辞が送られました。また、小山嚴也学長は式辞で「今日から皆さんは学生になります。生徒ではありません」と話し、勉強ではなく「学問」にいそしむ存在として「研究者である先生方を存分に『利用』してほしい」と、新入生へメッセージを送りました。

小山嚴也学長 式辞(全文)

新入生の皆さん、入学おめでとうございます。関東学院大学教職員を代表いたしまして、皆さんを心より歓迎いたします。また、ご家族や関係者のみなさまにも、お祝いを申し上げます。

皆さんがこの関東学院大学に入学した理由はそれぞれだと思います。しかし、800校ある大学から、関東学院大学を選んだわけですから、おそらく何か縁があったのだと思うのです。この縁を生かすかどうかは自分次第。時間とお金を費やすのであれば、前向きに、積極的に、そして本気で大学生活を送ってもらいたい。そのためには、改めて、この大学を知るところからはじめてほしい。

大学は教育機関ですが、高校とは異なり、研究機関でもあります。すなわち、大学は研究をベースにした教育機関ということになります。そして、大学教員は高校の先生方とは異なり、ティーチャーではなく、プロフェッサー、つまり研究者なのです。

この関東学院大学には300人もの研究者がおり、それぞれに専門分野を持ち、日々研究にいそしんでいます。

文部科学省が先ごろ発表した調査結果によれば、関東学院大学は知的財産権等収入で全国の大学800校中14位、特許権実施等件数で全国8位、私立大学では1位となっています。これは優れた研究成果を数多く社会に還元しているということを意味します。

例えば、関東学院大学は、1962年にプラスチックに「めっき」をする技術の工業化に世界で初めて成功しました。そして、1969年には大学内のめっき実習工場を母体に、関東化成工業という会社が大学発ベンチャーとして誕生するなど、世界のめっき技術をけん引してきました。

皆さんが街で見かけるトヨタやレクサスの車のエンブレムやフロントグリルは、実は関東学院大学の技術で作られているのです。さらに言えば、スマートフォンやパソコンなどの電子機器の内部にある半導体の小型化、高性能化にも、このめっき技術が使われています。

いうまでもなく、自然科学系以外にも人文系、社会科学系の教員が自身の研究成果を武器に活躍しています。これから皆さんは、様々な場面で、私たちの研究者としての姿にふれる機会を得ることになるでしょう。まずは先生方の研究にあこがれるところから、そして、先生方の研究を愛するところから始めてみてください。

さて、今日から皆さんは学生になります。生徒ではありません。自分のことを生徒と言ってはいけない。高校4年生ではないのです。学生という自覚を持たなければならない。

そもそも、生徒は未熟な子供であって、大人の言うことに従いながら生きる存在です。だから、大人から勉め強いられる「勉強」をしてきたわけです。しかし、大人たる学生は、自ら問いを立て、その問いを明らかにするため学び、学びの中からまた新たな問いを見出し、さらに学んでいくという「学問」にいそしむ能動的・自律的な存在です。

学問とは自ら問いを立て、その問いを明らかにすることだと言いました。私たち大学の教員は研究者として社会の課題に向き合い、「どうなっているのか」「なぜそうなっているのか」「どうすればいいのか」と日々問い続けています。

すなわち、問いのたて方を伝授すること、答えを得るための正しい方法と作法を伝授すること、答えを得るための手がかりとしての理論やモデルを伝授すること、そして、課題とそれを取り巻く他者や自己を理解するための手がかりとしての教養を伝授すること、これが私たちの仕事です。ですから、「学問」にいそしむにあたっては、研究者である先生方を存分に「利用」してほしいと思うのです。

これから始まる講義や演習、実験、実習で扱われる内容について、皆さんは難しいと感じるはずです。しかし、そこで扱われているのは問いの立て方や問いに答えるための方法・作法、理論やモデル、教養のいずれかです。先生方がそれらのうちのどれについて語っているのかを意識することが理解への第一歩となります。

何事であれ、物事を習得するにはそれなりの努力と時間が必要です。学問とはそういうものだと覚悟を決めて、将来、社会にある様々な課題に立ち向かうために、この関東学院大学で問い学び、学び問うてください。

関東学院大学という場ですごす時間が実りあるものになるよう、教職員一同、全力でサポートしていきますので、どうぞ皆さんも、あせらず、半歩ずつでいいので、前に進んでいってください。

皆さんが卒業・修了される時の満ち足りた顔を楽しみにしつつ、学長式辞といたします。

改めて、入学おめでとう。

 

2026年4月2日
学長  小山 嚴也

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