⼯学研究科2年 山口 莉音さんを筆頭著者とする論⽂が『Electrochimica Acta』に掲載!

#物質生命科学専攻 #友野研究室 #脱レアメタル #次世代蓄電材料 #マンガン

工学研究科博士前期課程2年の山口 莉音さんを筆頭著者とする論⽂が、電気化学分野で権威のある国際学術誌『Electrochimica Acta』に掲載されました。

題目:Electrochemical capacitance enhancement by acid blue 9 adsorption in immersion-activated layered MnO₂(浸漬活性型MnO₂におけるAcid Blue9吸着による電気化学キャパシタンス向上)
著者:Rion YAMAGUCHI, Ryota SUGAWARA, Ryo SASAKI, Kazuaki TOMONO
DOI:https://doi.org/10.1016/j.electacta.2026.148825

研究背景

現在、広く普及しているリチウムイオン電池は、原料であるレアメタルの価格高騰や供給不安に直面しています。こうした背景から、レアメタルに依存しない次世代蓄電材料の開発が求められています。

研究概要

山口さんは、脱レアメタルに向けて注目されるマンガンを活用した新たな蓄電材料の開発に取り組んでいます。本研究では、層状マンガン酸化物の層間に脂質イオンを挿入した材料を作製し、その後、マイナスの電気を帯びた色素を含む水溶液に浸すことで、作製後の材料に新たな機能を付与できることを明らかにしました。また、浸漬時間に応じて色素の吸着量と蓄電容量が増加することから、材料作製後の処理によって付与される機能性を制御できる可能性が示されました。本成果は、産業排水に含まれる有害色素を吸着する機能と、電気を蓄える機能を併せ持つ材料の開発につながるだけでなく、作製後の簡便な浸漬処理によって機能を後から設計・調整できる新しい材料開発の足がかりとなる研究成果です。

山口 莉音さんのコメント

今後は、複数の色素で実験を重ね、蓄電容量が変化するメカニズムを解明したいと思います。
大学院修了後は、高校の教員を目指しています。特に実験の授業では、研究と同じように仮説を立て、実験結果を考察する面白さを伝えられるよう、”生徒自身が考える授業”ができたらと思っています。

トピックスについての
お問い合わせ

関東学院大学 広報課
住所 〒236-8501 横浜市金沢区六浦東1-50-1
TEL:045-786-7049
FAX:045-786-7862
お問い合わせフォームはこちら