理工学部の武田克彦准教授の研究室が参画する「ゴミから未来をつくるSDGsプロジェクト」が始まりました。

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理工学部の武田克彦准教授が参画する「ゴミから未来をつくるSDGsプロジェクト」が、横浜中華街を舞台に始動しました。本プロジェクトは、関東学院大学、横浜中華学院、藤沢翔陵高等学校、横浜市中区が協働して取り組む実践型環境学習プログラムです。横浜中華街での清掃活動を通じてSDGsを身近な行動として体感するとともに、回収した廃プラスチックを武田研究室に持ち込み、油・燃料へと変換することで、地域課題の解決と資源循環の仕組みを一体的に学ぶことを目的としています。

6月4日(木)には、横浜中華学院において、武田准教授による事前講義が行われました。講義では、廃プラスチックを熱分解して油に変換する技術や、生成した油の一部を装置の加熱に再利用する「自己燃料」方式について説明。ポリプロピレンやポリエチレンなどのプラスチックが油化に適していること、1kgのプラスチックから約1リットルの油を生成できることなどが紹介されました。また、ゴミを単に処分するのではなく、地域で回収し、エネルギーとして地域に還元する仕組みについても解説され、参加した生徒たちは、環境問題と工学技術、地域社会とのつながりについて理解を深めました。

6月5日(金)には、横浜中華学院に100名以上の参加者が集まり、横浜中華街でゴミ拾いを実施しました。参加者はグループに分かれて街を歩きながらゴミを回収し、プラスチックをはじめとした資源の分別を体験。普段何気なく歩いている街にもさまざまなゴミが落ちていることや、分別の仕方によって資源として活用できる可能性が広がることを学びました。

参加した生徒からは、「ゴミを拾うだけで終わってしまう活動だと思っていましたが、集めたプラスチックが燃料になり再び地域で使われると聞いて、リサイクルをより身近に感じました」、「自分たちの行動が街をきれいにするだけでなく、未来のエネルギーにもつながることを知り、環境問題を自分ごととして考えるきっかけになりました」といった感想が寄せられました。
今後は、回収した廃プラスチックを武田研究室で燃料化し、11月に開催予定の中区の市民祭り「ハローよこはま」で活用する計画です。生成した燃料でディーゼル発電機を動かし、わたがし機を稼働させることで、清掃活動から資源化、地域への還元までの一連の流れを、子どもたちや地域の方々に目に見える形で発信します。

武田研究室では、廃プラスチックや植物由来の燃料、水素などを組み合わせた次世代エネルギーの研究に取り組んでいます。今回のプロジェクトは、大学の研究成果を地域社会の中で活用し、参加者が自身の行動を通じて資源循環を学ぶ貴重な機会となりました。

関東学院大学は今後も、地域や教育機関と連携しながら、持続可能な社会の実現に向けた実践的な学びを推進していきます。

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