教育学部で系列園の現場から子どもの探究を学ぶゲスト講義を実施しました。

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教育学部の授業「子どもと環境」において、関東学院のびのびのば園の森下郁士先生をゲストスピーカーに迎え、保育の現場における子どもと環境の関わりについて学ぶ講義を実施しました。

森下先生は、関東学院大学人間環境学部人間発達学科(現・教育学部こども発達学科)の卒業生です。卒業後は関東学院のびのびのば園に勤務し、乳児から幼児まで幅広い年齢の保育を経験してきました。今回の講義では、本学で学び、現在は系列園の保育現場で実践を重ねる卒業生として、子どもたちの日々の遊びや探究の姿を具体的に紹介しました。

のびのびのば園職員(保育教諭) 森下郁士氏

「子どもと環境」は、幼児教育における領域「環境」の指導に必要な感性を養い、乳幼児が自然物や身近な素材、人やものとの関わりを通してどのように学びを深めていくのかを理解することを目的とした授業です。講義では、泥遊びや粘土遊び、色の影を追いかける遊び、ダンゴムシとワラジムシを観察する活動など、保育現場で見られる子どもたちの姿が紹介されました。

森下先生は、子どもが粘土を床に押し当てたり、影の色をすくおうとしたりする場面について、「ただ止める」のではなく、その子が何を感じ、何を確かめようとしているのかを想像することの大切さを説明しました。大人にとっては一見すると不思議な行動でも、子どもにとっては感触、光、色、温度、動きと向き合う貴重な学びの時間です。森下先生は、子どもの行動の背景を丁寧に見取り、必要に応じて環境を整えながら、探究が広がる瞬間を支えることが保育者の専門性であると語りました。
また、ダンゴムシとワラジムシの違いを観察する活動では、子どもの「なんで?」という疑問をきっかけに、足の数を調べたり、どちらが速く動くのかを実際に試したりする学びへと発展させた事例が紹介されました。森下先生は、答えをすぐに教えるのではなく、子どもと一緒に考え、試し、確かめる過程そのものが、思考力や探究心、友だちとの対話につながっていくと話しました。

受講した学生からは、「子どもの考えることの面白さに気づいた」「実習で子どもに『なんで?』と聞かれたとき、一緒に調べたり試したりしてみたい」といった感想が寄せられました。

今回の講義を通して学生たちは、保育者に求められる専門性が、単に知識を伝えることではなく、子どもの行動の背景を読み取り、探求心が深まる環境を構成することにあると学びました。卒業生である森下先生の実践に触れることで、学生たちは本学での学びが保育現場でどのように生かされているのかを具体的に理解し、今後の実習や保育者としての成長につながる貴重な機会となりました。

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