中外製薬協力のもと、中学生を対象とした「夏休み科学実験教室~酵母の好きな糖は何かな?~」を開催しました。

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8月12日、中外製薬の協力のもと、中学生を対象とした「夏休み科学実験教室」を、横浜市戸塚区の中外ライフサイエンスパーク横浜「バイオラボ」で開催しました。
「バイオラボ」は、中外製薬が開設した小学生から高校生までを対象とする科学体験施設です。明るく開放的なガラス張りの実験施設と講義スペースを備え、科学実験やバイオテクノロジーに関する教育プログラムを実施しています。
今回で4回目となる「夏休み科学実験教室」の今年のテーマは、「酵母の好きな糖は何かな?」。理工学部生命科学コースの清水由巳教授が、パン作りなどに用いるドライイーストを使って、糖の種類による発酵の違いを調べる実験教室を実施しました。また、清水研究室の学生8名が中学生が行う実験をサポートしました。

まず初めに、ドライイーストを蒸留水に溶かして作製した酵母懸濁液を顕微鏡で観察しました。参加者たちは、マイクロピペットの使い方を教わりながら、液を慎重にスライドグラスにのせ、カバーガラスをかけて顕微鏡にセットし、粒状に見える酵母菌の様子を熱心に観察しました。

続いて、ブドウ糖、上白糖、麦芽糖の3種類の糖を用いたアルコール発酵実験を行いました。先ほど作製したドライイーストの酵母懸濁液にそれぞれの糖を混ぜたものをシリンジに入れ、40℃のウォーターバスで保温しながら発酵の様子を観察。発酵が進むとシリンジ内に気体が発生するため、一定時間ごとに計測し記録を取りました。時間が進むにつれ、糖の種類により気体の発生量に少しずつ差が出てくるため、数値をこまめに読み取り、糖の種類による違いを比較しました。

実験の最後には、発酵によって発生した気体を回収し、石灰水と反応させて、その気体が二酸化炭素であることを確認しました。石灰水が白く濁る現象を観察することで、教科書で学んだことのある化学反応を実際に体験しながら理解を深めたようでした。

参加した中学生たちは、パン作りなどに用いられるドライイーストといった身近な食材を使い、酵母が糖を分解してアルコールと二酸化炭素を生成するといった発酵の仕組みを実践的に学びながら、日常生活の背景にある科学への興味を深めた様子でした。
清水教授は「今回の実験では、パン酵母が好きな糖は何かということを調べてみましたが、興味を持った人は実験結果をグラフにまとめてみたり、『ブドウ糖=単純糖』のような糖の種類をさらに調べてみてもいいですね」とコメントし、実験を締めくくりました。

本企画は、中外製薬と関東学院大学の連携により実現しました。
関東学院大学は今後も、中外製薬と連携して、子どもたちに大学の知見を提供する機会を展開していく予定です。

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