8月21日(金)、KGU オープンイノベーションスクエア”HAMARISE”にて、ビジネスパーソンのための教養講座「KGU関内大学」を開催しました。「KGU関内大学」は、関東学院大学の研究者の「知」を広く社会へ還元し、これからのビジネスに活きる思考の土台を築くことを目指した教養講座です。この日は、人工衛星に搭載するカメラの開発や高エネルギー天体の観測研究が専門の理工学部数理・物理コースの中嶋 大教授が「宇宙をめぐるロマン~星の大爆発の謎に迫る!~」をテーマに講義を行い、企業や自治体関係者など約20名が参加しました。
宇宙には、私たちが暮らす天の川銀河と、大きさや質量が類似する銀河が少なくとも約1000億個存在しています。講義の冒頭で中嶋教授がこう語ると、会場は一気に高揚感に包まれました。続けて、「私たちの身体は、主に酸素や炭素でできています。こうした元素の多くは超新星爆発という星の爆発によって生み出されたものです。つまり、私たち人間は誰しも宇宙との関わりをもっています」と語りました。
中嶋教授が研究対象としているのが、この超新星爆発の残骸である「3C397」という天体です。最新論文では、開発を手がけたカメラを搭載する人工衛星「XRISM」の観測データを分析し、約5000年前に発生した「3C397」の爆発の瞬間における天体の密度や燃焼スピードを解明しました。広大な宇宙のロマンから始まり、人間の起源と、星の爆発との深い結びつきを紐解いた講義に、参加者は高い関心を寄せました。
小山 嚴也学長がファシリテーターを務めた後半のクロストークでは、現在開発中の人工衛星の筐体を製作する株式会社ナベセイの代表取締役 渡邉 敬太氏を交えた開発秘話を展開。終盤のフリーディスカッションでは、日常のビジネスとはかけ離れた宇宙や人間の起源といったテーマに触れ、参加者から新しい視点に立った質問が寄せられ、宇宙談義に花を咲かせました。終了後、参加者からは「仕事では得られないよい刺激になった」との声が聞かれました。
第2回KGU関内大学は、10月1日(木)に栄養学部 菅 洋子教授が「タイパ時代の健康投資論 〜行動の意味を知り、未来の自分をデザインする栄養学〜」をテーマに開催します。
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