2026年9月29日・30日の2日間、パシフィコ横浜ノースで開催されたICSCRM2026(シリコンカーバイドおよび関連材料に関する国際会議)において、国際文化学部の学生6名が学生ブースを出展しました。この取り組みは、横浜市が2024年度から実施している「YOKOHAMA MICE Challenge※」の一環として行われたものです。
学生たちは、会議名の「ICSCRM」と「ICE CREAM」の響きが似ていること、日本のアイスクリームが横浜・馬車道で初めて販売されたことに着目し、「アイスクリームで世界とつながる」をテーマとした参加型ブースを企画・運営しました。ブースには、日本におけるアイスクリームの歴史を紹介するパネルを設置。また、来場者から母国語でのアイスクリームの呼び方や好きな商品などを聞き取り、その情報を世界地図上に集約しました。世界各国から集まった研究者や技術者がブースを訪れ、学生たちは英語に加え、スペイン語や韓国語、中国語などを交えながら積極的に交流。その結果、24か国・162名からアイスクリームに関する情報を収集することができました。集まったデータは、各国・地域のアイスクリーム文化の特徴や共通点、違いを分析する資料として活用し、今後は文化研究へと発展させていく予定です。
また、学生たちは事前に会場周辺のアイスクリーム店を一店舗ずつ訪問し、実際に商品を味わいながら取材を実施。会場周辺の回遊性向上につなげるため、取材内容をもとに、おすすめの11店舗を掲載した「横浜アイスマップ」を日本語版・英語版で制作し、来場者へ配付しました。マップは多くの参加者の関心を集め、横浜のまちを訪れるきっかけづくりにもつながりました。
ブース運営においては、1日目に視察に訪れた横浜市観光協会事務局長の加納 弘子氏から、「来場者に何をしてほしいのかが、ブースを見ただけで一目でわかるようにすることが重要」とのコメントがありました。学生たちはその助言をもとに、デジタルサイネージの表示内容やテーブル配置を見直すなど、試行錯誤を重ねました。こうした改善を反映して迎えた2日目には、より多くの来場者が足を止めてブースに参加する姿が見られ、学生たちにとっても、来場者目線で企画を磨き上げる実践的な学びの機会となりました。
参加した国際文化学部3年の渡邊 日向さんは「幼少期から海外の方々と交流する機会が多く、国際交流に興味を持っていたため参加しました。ブースでは、様々な国の方々とアイスクリームを通じてコミュニケーションを取ることができ、視野が広がりました。また、アイスクリーム店への取材を通じて、お店や商品の魅力を海外の方へ分かりやすく伝える方法を学ぶことができました」と語りました。
また、横浜市観光MICE振興課担当課長の佐伯 哲郎氏は「学生の皆さんには、企画立案からイベント運営まで主体的に取り組んでいただきました。さらに、その成果を文化比較という学術的な視点につなげる取り組みは今回が初めてであり、多様な文化への理解をより深める、大変意義のある学びにつながるものと期待しています」と評価しました。
今回の取り組みは、企画立案から事前調査、ブース運営までを学生主体で進めることで、異文化理解力やコミュニケーション力、企画力を実践の中で養う貴重な機会となりました。国際文化学部では、今後も地域や社会と連携した学びを通じて、学生が世界とつながる実践的な教育活動を推進していきます。
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