10月29日(木)、横浜・金沢八景キャンパスで、国際文化学部国際文化学科主催、大学院文学研究科共催による参加型英語劇『ROMEO & JULIET(ロミオとジュリエット)』を上演しました。
この企画は、英語を実際に「聞く」「話す」「表現する」機会を通して、学生の英語コミュニケーション力や異文化への理解を深めることを目的に毎年実施しているものです。昨年度は『Run, Melos, Run(走れメロス)』を題材に、英語の正確さだけでなく、身体や表情を使って相手に伝えることを体験しました。
今年度も、オーストラリアを拠点に活動する俳優のトビー・マーティンとエラ・ジャズ・マクロカニスを講師に迎え演技指導を受けました。公演に先立って行われたワークショップでは、英語での自己紹介や身体を使ったウォーミングアップ、表情や声、動作を用いた演技などに挑戦。学生たちは英語だけに頼らず、身体全体を使って相手に自分の意図や感情を伝える方法を、楽しみながら実践的に学びました。
その後、シェイクスピアの名作『ロミオとジュリエット』を題材とした英語劇を上演。学生も出演者として舞台に加わり、俳優の二人とともに物語をつくり上げました。参加した学生が本番前に練習できた時間は約15分でしたが、俳優からはその演技に対して称賛の言葉が贈られ、会場からも大きな拍手が起こりました。
今回の作品では、現代英語とシェイクスピアが書いた原文の英語を組み合わせて構成。バルコニーのシーンなど作品を象徴する場面や、登場人物の感情が大きく動く場面では原文を残すことで、シェイクスピアならではの詩的な言葉も味わえる演出となりました。
公演後の質疑応答では、学生から英語でさまざまな質問が寄せられました。「シェイクスピアの難しい英語を、どのように観客へ伝えるのか」という質問に対して、エラは、英語を母語とする人にとってもシェイクスピアの表現は難しいとした上で、「俳優自身が言葉の意味を理解し、身体や表情も使いながら物語を伝えることが大切」と説明しました。
また、演技中に意識していることについては、「その瞬間に集中し、相手の演技や言葉を受け取って自然に反応することが大切」とトビーから回答。セリフや動きを十分に練習し身体に染み込ませることで、舞台上では相手とのやり取りそのものに集中できると、俳優としての考え方を学生たちに伝えました。
英語を「学ぶもの」としてだけではなく、物語や感情を人に届けるための手段として体験した今回のプログラム。学生にとって、英語で表現することの面白さとともに、言葉の背景にある文化や文学作品への理解を深める機会となりました。
関東学院大学では今後も、外国語や海外の文化に直接触れる実践的な機会を通じて、異なる文化や価値観を理解し、自らの考えを相手に伝える力を育む学びを展開していきます。
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