社会学部

学部長からのメッセージ


社会学部 学部長
教授 大澤 善信
現代社会が抱えるさまざまな問題を考察し、現象に囚われることなく本質を見極めて、現象の起こる要因と結果を構造的に解明する。それが「社会学」という学問です。現代社会は、グローバル化や情報化だけでなく、少子化・高齢化、異文化間摩擦、環境リスク等の多様な問題が市民の生活に影響を与えています。

関東学院大学の社会学部は、座学で得られる理論を活かして、現場から発想する課題解決力を重要視しています。そのために、基礎理論の「社会学」、その応用としての「社会福祉学」という学問を社会学部の二つの柱に据えています。理論を実践するフィールドとしては、横浜と湘南などの地域を想定。自治体や地域福祉施設や地域で活動しているNPOに参加するなどの行動から学ぶシステムを作っています。自身の目で見る・自身の耳で聞く・自身の肌で感じる=自らの感性と知性を活かして、問題から課題を抽出し、その課題を解決する方法を探求する。教員と学生が一緒になって現実から学ぶ。そういう関係を大切にしたいと思います。

もっと重要なことがあります。それは、多様な文化や人々への深い理解と共感、知識を活かす知性と教養、他者への思いやりと自身の視点の相対化(自分の視点に囚われないこと)を、大学の4年間を通して学んでほしい。関東学院大学社会学部は、多文化が共生する社会を目指してこれからの地域社会を地域の人々と一緒に創れる人を育てていきたいと思います。

 
 
3つのポリシー
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    1.入学者受け入れ方針(アドミッション・ポリシー)
    社会学部は、キリスト教に基づく建学の精神と校訓「人になれ 奉仕せよ」に共感し、社会学部の教育研究上の目的を理解して自己実現を図ろうとする明確な目的意識と情熱を持ち、次の7つの資質・能力に基づく学部の入学者受入れ方針に適う多様な学生を広く求め、各種入学試験により選抜します。

    入学後の修学に必要な基礎学力として、高等学校で履修する教科・科目のうちとくに国語、社会、英語について内容を理解し知識を有する。
    自分の考えを伝えられる日本語力を有している。(外国人入試)
    文化・スポーツ・社会貢献活動の秀でた実績があり、また積極的に取り組む姿勢がある。(推薦入試、AO)
    社会学部での学びにつながるボランティア体験、異文化体験、サークル活動等の経験を有する。(推薦入試、AO)
    柔軟かつ多面的に考え、論理的に意見をまとめ、文章表現することができる。(推薦入試、AO)
    社会の諸問題に関心を持ち、問題の解決に積極的に貢献しようとする意欲がある。(推薦入試、AO)
    コミュニケーションを効果的に図り、相互理解に努めようとする態度がある。(推薦入試、AO)


    2.教育課程編成・実施の方針(カリキュラム・ポリシー)
    社会学部は、キリスト教に基づく建学の精神と校訓「人になれ 奉仕せよ」のもと、次に掲げる具体的な方針(4領域15項目の能力・資質等の育成)の下に教育課程(カリキュラム)を編成し、4年間の教育課程を通じて、学位授与方針(ディプロマ・ポリシー)に掲げた能力をもつ学生に育て上げます。
    なお、この教育課程の編成方針(カリキュラム・ポリシー)は、諸科学の進展や社会の変化、本学に対する社会の要請などを踏まえて、常に内容に改善・改良を加え、教育課程ならびに教育指導体制の充実に努めます。また、カリキュラムの下に置かれた講義や演習などの各授業科目は、公開授業制度や授業改善アンケートなどのFD(ファカルティ・ディベロップメント)活動によって、不断の努力をもってさらなる充実に努めます。

    <知識・理解>
    1.キリスト教及び自校史を学び、「他者への共感」、「多文化理解」につながる教養を培う。(キリスト教教育・自校史教育)
    2.豊かな人間性を涵養する(建学の精神における「人」になる)ため、総合大学の特性を活かして、社会、文化、自然について多側面から学び、幅広く深い教養を培う。(共通科目、他学部受講)
    3.体系化された初年次教育の共通科目や基礎ゼミナールを通じて、専門分野での学びのための基礎力(スタディ・スキルやアカデミック・リテラシー)を養う。(専門分野に関する学びの基礎)
    4.社会学及び社会福祉学の両専門分野を系統的に履修する科目配置により、両分野の専門基礎となる知識と技能を培う。(専門分野に関する知識・理解)
    5.専門科目に組み込まれた諸課程(教職課程、図書館司書課程等)を履修し免許・資格の取得を奨励する科目配置により、幅広い応用力を培う。(専門分野に関する知識・理解)
    6.「地域志向科目(全学共通科目)」及び地域と連携した実習科目、フィールドワーク科目等を通じて地域社会への理解を深める。(地域に関する知識・理解)

    <技能>
    7.社会調査士資格並びに社会福祉士受験資格を取得できる履修モデルを設けて専門性の高い知識・技能を育成する。
    8.社会調査やサービスラーニングなどの体験型授業を通じ、課題設定・分析力・解決能力を培う。(体験型授業)
    9.語学教育、海外留学プログラム等の制度の活用や海外実習科目、海外ボランティア派遣を促進し、グローバルな社会に対応できるコミュニケーション能力を育成する。(グローバル人材の育成)

    <思考・判断・表現>
    10.フィールドワーク科目、ボランティア科目、海外インターンシップ等の学びの中での社会参加の機会を通じ、多文化を理解し、他者と共生するための思考力・判断力を養う。(多文化理解)
    11.キリスト教への理解を軸とした幅広い教養を基に、アクティブ・ラーニングによる能動的な思考・判断の繰り返しと、他者との協働により、公平・公正な判断力を培う。(倫理観、公平・公正な判断)
    12.グループワーク、ディベート、プレゼンテーション等の協働による能動的な学びの場を通じ、傾聴の姿勢と、自らの立場、考えをわかりやすく発信するための能力を培う。(傾聴と発信)

    <関心・意欲・態度>
    13.入学直後から実施される全学共通のキャリア教育により、社会的及び職業的自立を図るための能力と社会人となるための素養を培い、生涯にわたって学び、社会に貢献できる人材を育成する。(キャリア教育)
    14.地域をフィールドとしたPBL科目、サービスラーニング科目を通じ、学びの中で社会に参加する機会を創出し、主体的に社会に参加しようとする態度を培う。(社会参加への主体性)
    15.専門分野における知識、技術及び、幅広い教養を基に、アクティブ・ラーニングやゼミナール等により、多様な背景をもった他者と協働するための規律性と柔軟性を養う。(チームワーク、他者との協働)
    16.キリスト教及び自校史への理解を基に、社会学及び社会福祉学の応用による実践的な課題解決のための学びを通じ、社会課題に対して誠実に向き合う姿勢を養う。(建学の精神の実践、奉仕動機)


    3.学位授与の方針(ディプロマ・ポリシー)
     社会学部は、キリスト教に基づく建学の精神と校訓「人になれ 奉仕せよ」のもと、次に掲げるすべての能力(4領域14項目の能力)を備え、学部の学位授与方針に適い所定の単位を修得した学生に学位を授与します。 <知識・理解>
    1. 自己理解と他者理解につながる幅広い教養(※)を身につけている。(幅広い教養)
    (※)総合大学の利点を活かした全学共通教養教育と学部独自の教養教育が含まれる。
    2.社会学及び社会福祉学の知識と方法を修得している。(専門分野に関する知識・理解)
    3.専門分野の知識・理解を習得し他の分野に敷衍できる教養と応用力を有している。(専門分野に関する知識・理解と他分野との協働力)
    4.学びのフィールドとした「神奈川」の歴史・文化・社会等の理解を敷衍し応用することができる。(地域に関する知識・理解)

    <技能>
    5.社会学及び社会福祉学の知識と技法を修得している。(専門分野に関する知識・技能)
    6.社会学及び社会福祉学の知識と技能をもとに、問題の発見から問題解決への道筋を立てることができる。(問題発見・分析力・解決力)
    7.多文化を理解しグローバルな社会において協働できるコミュニケーション力を有している。(グローバル社会における協働力)

    <思考・判断・表現>
    8.他者がもつ社会的・文化的背景を理解したうえで、自己を相対化して思考することができる。(多文化での共生)
    9.倫理観と公平・公正の精神を持って、事象を判断することができる。(倫理観、公平・公正な判断)
    10.他者の意見に耳を傾けるとともに、自らの意見を適切な表現手段を用いて発信することができる。(傾聴と発信)

    <関心・意欲・態度>
    11.生涯にわたり、進んで知識・教養・技能を高めようとする意欲を有している。(生涯学び続ける意欲)
    12.社会・地域・組織の一員としての役割を果たそうとする主体性を持っている。(社会参加への主体性)
    13.豊富な知識と広い視野のもとに、様々な背景をもった他者を尊重して協働できる。(チームワーク、他者との協働)
    14.問題に対して誠実に向き合おうとする実践的態度を身につけている。(建学の精神の実践、奉仕動機)
 
教員紹介
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    現代社会学科

    氏名 研究テーマ
    新井 克弥 情報化に伴う社会行動・社会意識の変容
    石川 時子 援助の原理と倫理
    パターナリズム
    井田 瑞江 企業労働者にとっての仕事と家庭の両立(work-life balance)
    日本人女性の生き方の変化
    浦野 和彦 インダストリアル・リレーションズ論の社会学研究
    労働福祉の社会学研究
    大澤 善信 ポスト・モダン社会における自己と社会の理論
    菅野 恵美 中国古代の地域社会と墓葬装飾
    佐々木 洋成 教育と社会的不平等
    澁谷 昌史 家族支援の制度と方法
    学校を基盤としたソーシャルワーク
    千 錫烈 公共図書館における問題利用者への対応
    19世紀イギリスの公共図書館利用者の階級分析
    副田 あけみ 高齢者虐待防止ネットワーク構築法とアプローチの開発
    多職種協働の技法開発
    高橋 美惠子 問い考える学力の形成と人間形成
    成熟社会における倫理・道徳教育
    中村 克明 知る権利と図書館
    人権と平和
    植木枝盛研究
    西村 貴直 貧困問題に関する理論研究
    橋本 和孝 ベトナムにおける高齢者生活と若者の扶養観に関する研究
    計画都市国家シンガポール社会の研究
    細田 聡 ヒューマンエラー発生メカニズムの解明
    麦倉 泰子 障害のある人の入所施設から地域での生活への移行についての調査研究
    脳損傷者へのサポートについての研究
    矢嶋 道文 近世日本の「重商主義」思想研究(学位論文)
    鎖国下の「本草(漢方薬)」(輸入および自生)とその効果に関する研究
    山口 稔 地域福祉の推進と住民の主体形成
    コミュニティワークの方法
    湯浅 陽一 環境問題の社会学的研究(ごみとリサイクル、再生可能エネルギーの普及と地域社会、公害の社会史など)
    財政再建の社会学的研究
    吉瀬 雄一 都市における規範の生成過程の研究
    都市的異人の研究  
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