看護学部

学部長からのメッセージ


看護学部 学部長
教授 平田 明美
看護学部は2013年に開設し、2017年に初めての卒業生を送り出しました。超高齢社会における保健医療福祉制度の変革に伴い、看護の役割が拡大していく中で、期待に応えられる専門職業人として活躍してくれると信じています。

看護学は、実践の科学といわれています。それは看護学が、机上や研究室で修得する知識・技術のみならず、病院などの臨床の場において、実際の対象者を目の前にし、他者のために行動することを通じて真に学び得る学問だからです。

看護師を志す学生たちには、対象者を目の前にした際に、正解は一つとは限らないということを、常に心に止めておいてほしいと考えます。教室で学んだ原理原則を基本にしながらも「この人にとって、最良のケアとは?」を考え続けることこそ、よりよい看護を提供するための近道です。講義で原理原則を学び、看護師と対象者の立場をロールプレイングで学び、実習で実際の「看護」を体験的に学修していきます。学び方はそれぞれですが、そこで得た気づきを基にして、さらに深く学ぼうとする人に成長してほしいのです。

「人間」の心身は、まだまだわからないことだらけです。科学が進歩すれば、医療・看護の現場の常識さえ変わってしまいます。ですから、看護師になる人は、生涯学びつづける人であってほしいのです。新しい知識や技術に対して、常に前向きで先進的に学びつづける人は「誰かのために働きたい」「目の前の人に安全・安楽でいてほしい」という思いを持っている人ではないでしょうか。この思いを持てる人こそ、関東学院大学の校訓「人になれ 奉仕せよ」を具現化できる人に成長できると思います。「人のために、社会のために、自分はどうあるべきか?」。ここでの学びを通じて、その自問自答を繰り返しながら、創意工夫をつづけられる人に成長することを期待しています。

 
学科
 
3つのポリシー
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    1.入学者受け入れ方針(アドミッション・ポリシー)
    看護学部は、キリスト教に基づく建学の精神と校訓「人になれ 奉仕せよ」のもと、学部の理念・目的・教育目標に基づき、次の7つの入学者受入れ方針に適う人材を広く求めます。

    入学後の学修に必要な基礎学力としての知識を有する。
    人々の日々の生活や健康に対する関心と探求心を有する。
    人々の尊厳を尊び社会に貢献する意欲を有する
    文化・スポーツ・社会貢献活動に積極的に取り組む姿勢を有する。
    人々との関わりにおいて、人に寄り添い、また、人と協力し合える柔軟な姿勢と態度を有する。
    コミュニケーションを効果的に図り、「多文化理解」「相互理解」を行なうための基礎的英語力を有する。
    将来、看護職者として看護の発展に寄与する意欲を有する。。


    2.教育課程編成・実施の方針(カリキュラム・ポリシー)
    看護学部看護学科は、学位授与方針(ディプロマ・ポリシー)を達成するため、次に掲げる方針に基づき、教育課程を編成・実施する。
    なお、本方針は、諸科学の進展や社会の変化、本学に対する社会の要請等を踏まえて、常に内容に改善・改良を加え、教育課程並びに教育指導体制の充実に努める。また、各授業科目は、公開授業制度や授業改善アンケートなどのFD(ファカルティ・ディベロップメント)活動によって、不断の努力をもってさらなる充実に努める。

    教育課程・教育内容
    1 教育課程は、看護師を養成することを主たる目的とし、共通科目及び専門科目により体系的に編成する。
    2 共通科目は、全学的な教育課程の編成・実施方針(カリキュラム・ポリシー)を踏まえて編成するとともに、教養分野、外国語分野、保健体育分野で構成する。また、キリスト教、英語、コンピュータ・リテラシー、キャリアデザインのほか、専門教育の基礎となる人間への理解を深めるために、生物学、倫理学、心理学の学習を必須とする。
    3 専門科目は、次のように専門基礎、基礎看護学、生活支援看護学、療養支援看護学、統合看護学を体系的・段階的に編成する。
    (専門基礎科目)
    ・ 人の健康や健康障害と回復の促進について理解を深める。また、人の健康と発達にかかわる社会環境や健康支援と社会保障制度について理解する。
    (基礎看護学科目)
    ・ 看護学の導入・基盤となる科目により、医療の現場において求められる的確な判断力と問題解決能力を涵養する。
    (生活支援看護学)
    ・ 保健、医療、福祉の現場において対象を生活者としてとらえた看護の展開を学ぶ。
    (療養支援看護学)
    ・ 医療機関において健康障害を持ちながら療養生活を送る対象を中心とした看護の展開を学習する。
    (統合看護学)
    ・ 各分野で学んだ知識と技術を統合し、看護実践及び研究への志向性を高め、保険医療福祉の現場において適切な看護ケアを提供できる看護実践能力とチーム医療における調整能力を身につける。また、卒業研究を必修科目として設置し、自ら設定したテーマに基づいて研究を進め、看護学への学びを深める。 なお、初年次教育として、看護の統合と実践Ⅰ(KGUナースへの道しるべ)を必修科目として配置する。

    教育方法
    1 講義を通じて、当該科目に必要な知識・技能を教授するとともに、書く・話し合う・発表するといった学生の講義への参加を積極的に導入する。
    2 習熟度別等による少人数教育を推進し、きめ細かな教育を通じて、学習効果を高める。
    3 PBL(Project/Problem- Based Learning)やサービスラーニング等の体験型授業を通じて、課題設定・実践的な解決能力を培う。
    4 フィールドワーク、ボランティア、海外インターンシップ等の授業による社会参加の機会を通じて、多文化を理解し、他者と共生するための思考力・判断力を養う。
    5 キリスト教への理解を軸とした幅広い教養を基に、アクティブ・ラーニングによる能動的な思考・判断の繰り返しと、他者との協働により、公平・公正な判断力を培う。
    6 グループワーク、ディベート、プレゼンテーション等の協働による能動的な学びの場を通じ、傾聴の姿勢と、自らの立場、考えをわかりやすく発信するための能力を培う。
    7 社会連携教育(地域、企業、自治体等との連携による教育)を展開し、社会をフィールドとしたPBLやサービスラーニング等を通じて、社会に参加する機会を創出し、社会参加への主体性を培う。
    8 幅広い教養及び専門分野における知識、技術を基に、アクティブ・ラーニングやゼミナール等により、多様な背景をもった他者と協働するための規律性と柔軟性を養う。
    9 キリスト教及び自校史への理解を基に、PBLやサービスラーニング等による実践的な課題解決のための学びを通じ、社会課題に対して誠実に向き合う姿勢を養う。
    10 ICTを積極的に活用し、LMS(Learning Management System)を通じて、学生へのフィードバックや学習支援を行う。
    11 英語の音声面を中心とした実践的なトレーニングの手法として、CALL(Computer Assisted Language Learning)を用いる。
    12 外部の医療・福祉・保健等関連施設へ臨地実習を行い、実践的能力を培う。

    学習成果の評価
    学位授与方針の達成度を検証するために、学習成果の評価について次のように定める。なお、検証結果は教育課程編成や授業改善等に活用する。
    1 学期中における理解度を把握するための小テスト及び学期末試験等を用いて、幅広い教養力や専門分野及び地域に関する知識・理解力を評価する。
    2 レポートや論文・プレゼンテーションの成果に基づき、ルーブリックやポートフォリオ等の手法を用いて、建学の精神の実践・奉仕力、問題発見・思考力、倫理観、公平・公正な判断、協働力を評価する。
    3 4年間の学びを通じて、学位授与方針に掲げた能力を総合的に評価する。
    ※ 教育課程の体系性や学位授与方針との対応関係はカリキュラムマップにより別途明示する。


    3.学位授与の方針(ディプロマ・ポリシー)
    看護学部看護学科は、教育研究上の目的のもと、次に掲げるすべての能力(4領域15項目の能力)を備え、所定の単位を修得した学生に学位を授与する。

    <知識・理解>
    1.人々の生命の尊厳と権利を擁護できる豊かな人間性と高い倫理観を有している。
    2.自分自身を理解すると共に他者の理解につながる、幅広く深い教養を有している。
    3.本学が立地する「神奈川」の歴史・文化・風土等の特性を理解している。

    <技能>
    4.看護実践経験と振り返りによる看護実践知を身につけている。
    5.保健・医療・福祉の連携の下、チーム医療の協働の場において調整能力や看護の独自 性を発揮できる基礎的能力を有している。
    6.国際社会において協働できるコミュニケーション力を有している。

    <思考・判断・表現>
    7.他者がもつ社会的・文化的背景を理解したうえで、自己を客体化して思考することができる。
    8.倫理観と公平・公正の精神を持って、事象を判断することができる。
    9.科学的・論理的思考力と創造的探究心、研究志向性を有している。
    10.他者の意見に耳を傾けるとともに、自らの意見を適切な表現を用いて発信することができる。

    <関心・意欲・態度>
    11.看護専門職としての成長のために、生涯にわたり、進んで知識・教養・技能を高めようとする意欲を有している。
    12.社会・地域・組織の一員としての役割を果たそうとする主体性を持っている。
    13.豊富な知識と広い視野のもとに、様々な背景をもった他者を尊重して協働できる。
    14.問題に対して誠実に向き合おうとする実践的態度を身につけている。
    15.地域社会の人々の健康と福祉に貢献したいという意欲を有している。
 
教員紹介
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    教員紹介

    氏名 研究テーマ
    青木 由美恵 認知症高齢者とその家族への看護に関する研究 
    リフレクション(内省)に関する研究
    荒居 康子 看護福祉士の連携と協働
    要支援高齢者への訪問看護の現状と課題に関する研究
    飯尾 美沙 小児アレルギー疾患における患者教育
    小児慢性疾患患者のストレスマネジメント
    内山 繁樹 精神に障がいを持つ当事者とその家族への支援
    EBP(Evidence-Based Practices)に基づく心理社会的プログラムの実践
    大元 慶子 海外での就業する日本人の健康支援に関する研究
    高齢者のコミュニケーションに関する研究
    勝川 由美 出産に関するインフォームド・チョイス支援研究
    日本式バースセンター研究
    金井 Pak 雅子 看護経済
    看護職の労働環境とリーダーシップ
    ワークエンパワーメント
    木下 里美 クリティカルケア領域における緩和ケア看護に関する研究
    急性期でのチーム連携に関する研究
    栗城 尚之 自殺企図患者への早期看護介入
    地域で暮らす精神障害者の健康自己管理
    看護の人材育成と活用
    小山 裕子 がん薬物法を受ける患者への支持療法
    外来支援
    坂梨 薫 退院直後の母親への育児支援に関する研究
    周産期医療の現状と課題に関する研究
    佐藤 祐子 高齢者・壮年者の身体活動量維持のための生活行動と自然空間のあり方
    小児における環境化学物質の経口暴露による健康リスク評価
    地域の自然生態系の健全性とヒトの健康度の関係
    島田 多佳子 看護技術教育に関する研究
    患者の快の体験に関する研究
    末永 真由美 看護師の生涯学習支援に関する研究
    セルフケア能力を高める看護に関する研究
    髙島 尚美 集中治療を受けている患者および家族の回復を支援する看護
    周手術期患者のQOLと看護
    留畑 寿美江 高齢者への看護技術に関する研究
    加齢と温熱応答に関する研究
    永田 真弓 慢性疾患のある子どものセルフマネジメント支援
    慢性疾患や障害のある子どもの家族への心理社会的支援
    中村 貴子 看護学の教授-学習方法
    西岡 久美子 成人看護(慢性疾患)に関する研究
    慢性肝臓病患者のエンパワメントに関する研究
    橋浦 里実 子どもと家族における災害対策支援
    畠山 玲子 施設における在宅復帰支援に関する研究
    地域高齢者の健康づくりに関する研究
    馬場 薫 看護職のメンタルヘルス
    精神科における人的資源の活用
    平田 明美 看護管理者の役割認識とスタッフナースの育成
    看護の質保証のための看護管理教育のあり方
    深谷 安子 要介護高齢者のコミュニケーションに関する研究
    在宅および施設における要介護高齢者の自立支援に関する研究
    藤井 千里 高齢者の訪問看護・在宅療養に関する研究
    星名 美幸 がん専門病院における終末期がん患者への医療連携
    デスカンファレンスによる医療従事者の行動変容
    矢田 眞美子 看護職のキャリア発達支援
    がん化学療法を受ける患者家族の看護
    山本 洋美 ハイリスク妊婦の看護ケア
    妊婦期の子育て力を向上するための支援プログラムの開発
    吉野 靖代 集中治療領域におけるせん妄
    集中治療室退室後の患者に関する研究
    若林 律子 慢性呼吸器疾患患者の看護、呼吸ケア、慢性閉塞性肺疾患患者のセルフマネジメント
    渡辺 真弓 看護職の長時間労働の質的側面に関する研究
    健康関連データの分析手法に関する研究
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