11月22日(土)、理工学部の友野研究室と堀田研究室の学生が泥亀公園で開催されたものづくり体験イベント「第12回Aozora Factory2025」に参画しました。
このイベントは、事業所が多数集積するLINKAI 横浜金沢の魅力発信を目的に、NPO 法人 Aozora Factoryおよび金沢区が主催し、関東学院大学と横浜市立大学の学生が運営に協力する産官学連携のイベントです。学生たちは、LINKAI 横浜金沢の企業などと協働で4つのブースを出展したほか、約20の企業や団体が出展した各ブースの運営をサポートしました。さらに、機械工学や応用化学といった研究室の学びを楽しく体験してもらうオリジナル企画のブースを出展。当日は青空のもと、昨年を上回る約1800名が来場しました。
特に多くの親子連れで賑わったのは、”試験管の中に雪の結晶をつくる”友野研究室の「雪を降らせよう」という科学実験教室。温めながら塩化アンモニウムを水に溶かして、外気で冷やすことで、低温では水に溶け切れない塩化アンモニウムが雪のように結晶化するという実験です。これは、温度によって水に溶ける化合物の量が変化する”溶解度”という性質を利用しています。屋外での実験がゆえに設備の制約がある中、同研究室の山口 莉音さん(工学研究科1年)が中心となり、自然冷却で結晶化するよう事前に細かな調整を重ねました。中学の理科で学ぶこの原理は、アイスクリームなどの食品の結晶化をコントロールし、食感を調整する技術にも応用されています。
体験した子どもたちは「なんで結晶ができるのかな」、「自分でも作れるようになりたい!」と興味津々の様子。保護者の方々も学生に結晶化の原理を尋ねるなど関心を寄せる姿が見られ、子どもから大人まで身近な自然科学の仕組みに触れ、その魅力を体験するひとときとなりました。
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