昨年秋、法学部釼持ゼミにて始まった衣類の循環について呼びかけるプロジェクト。学生たちは、横浜市やCircular Yokohamaを運営する株式会社ハーチ、古繊維リサイクル業を行うナカノ株式会社より、社会的ニーズやリサイクル業の実情などを学びました。そのうえで、学内での衣類回収の実施と最終発表として横浜市へ衣類回収をより促進するための提案を行いました。
11月3日に行われた関キャンfes.2025では、パネル展示や来場者アンケートを実施したほか、ナカノ株式会社とコラボした「よみがえり軍手」の配布を行いました。また、関キャンfes.2025の開催日当日と11月7日~28日の3週間にわたり学内にて呼びかけ、衣類回収を実施し57.90kgの衣類が集まりました。12月9日には、釼持ゼミ3年生たちが回収した衣類を繊維が1種類のもの、2種類のもの、その他のものとに分類する作業を行いました。古くてタグが読めなくなっているもの、海外表記などもあり分別に苦戦している様子でしたが、衣類によってさまざまな種類があることを再認識。仕分けを行った学生たちは「汚れがひどいものや動物の毛がついているものは回収できない、としていましたが、実際に回収された衣類の中にはそれらも含まれており、ゴミ箱のような感覚で使用した人も多いと感じました」と話しました。
1月20日に行われた提案発表会ではゼミ生が6チームに分かれ、これまでの活動から現状と課題を分析し、「行政」「企業」「市民」のそれぞれの視点から考える衣類回収啓蒙活動について提案しました。澤栁 駿さん、蕪木 玲央さん(地域創生学科3年)のチームは行政の対応について「横浜市では衣類回収を“古布”と定められており、きれいに洗わないといけず、雨の日には回収されないといった制約が面倒で、燃やすごみに出してしまっている人も多いのではないかと感じました。“古布”を“繊維資源”と改めるなど概念自体を考え直す必要があるのでは」と提案。そのほかにも、回収事業にポイント制度を導入する、ファッションのサステナブル推進を目指す団体に協力を依頼するなどさまざまな提案がありました。
これまでの活動と提案を受け、横浜市脱炭素ライフスタイル推進課の飯島延矢氏からは「プロジェクトを通し、市としても市民のみなさんの意識改善を促せるような工夫が必要だと感じました。また、不要な衣類の活用先についても、市としてより一層出口の創出に向けて取り組んでいかなければいけないと感じられる提案でした」とコメントし、横浜市としてできることを探っていきたいと話しました。
今回回収した衣類の一部は、2027年に横浜市で開催されるGREEN×EXPO2027にて、会場スタッフが着用するユニフォームの素材へリサイクルされる予定です。今後の取り組みにご注目ください。
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