情報学部 元木研究室がAIで密漁者を検知!

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情報学部 元木研究室が取り組むドローンとAIで密漁に挑む!!次世代型密漁対策プロジェクトの今年度の実証実験が終了しました。今年度は全4回に及ぶ実証実験が行われ、第2回、第4回には密漁者の取り締まりに成功しました。

横須賀市では、毎年密漁者が後を絶たず、日夜パトロールを行う海上保安部の捜査員の負担は少なくありません。そんななか昨夏よりスタートした本プロジェクトは、そうした課題を解決するため、横須賀市、横須賀海上保安部、海洋科学高等学校の4者の連携により、実装を目指して取り組んでいるものです。

8月1日に行われた第2回公開実証実験では、過去の実証実験によって得られた画像データのほか、新たに動画による検知に挑戦しました。昨年度の実証実験後、より精度をあげて密漁者を判定するには画像以外の判断要素もあると良いのではという海上保安部からのアドバイスを受け、撮影した動画を8秒ごとに区切り、密漁者の行為としてAIに学習させました。これにより、画像で対象者が密漁者か海水浴客かを判別するだけでなく、動画による検知で、さらにその対象者が泳いでいるだけか、密漁行為を行っているかの判別が可能となりました。実際に、高い数値で密漁者と検知した人物は、サザエなどの採捕を認め、本実証実験で初の検挙に至りました。

モニター手前が画像識別、奥が動画識別

動画により密漁者と検知された判定画面

昨年より本プロジェクトに取り組み、継続した研究を行いたいと大学院へ進学した高見拓夢さん(工学研究科情報学専攻博士前期課程1年)は「自分が構築したAIシステムで密漁者を検知できたこと、実際に取り締まる瞬間に立ち会えたことは、これまでの研究の一番の成果なので率直に嬉しいです。今回の実証実験でも、学習させたいデータを得ることができたので、さらに精度の向上に生かせるなと感じています」と話します。

また、9月12日の第4回実証実験はAIによる検知はできませんでしたが、ドローン監視により怪しい動きをする人物を発見。横須賀海上保安部の取り締まり班が該当者に声をかけたところ、密漁が判明する場面も見られました。同日は横須賀市長も見学に訪れ、「横須賀市は、豊かな海の恵みを生かした『海洋都市』を目指しています。その大切な水産資源が密漁によって奪われることは、決して看過できません。こうした技術も活用しながら、横須賀の海と水産資源をしっかり守っていきたいと考えています」と本プロジェクトへの期待を示しました。

いかにして海産資源を守っていけるのか。4者それぞれの課題は残りますが、毎回の実証実験で気づきや結果を得られている本取り組み。実装に向けて、これからも検証は続きます。

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