研究報
Research Expectations
#KGU_RESEARCHERS
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Research Expectations
#KGU_RESEARCHERS
関東学院大学の研究者の頭の中を巡る知の冒険「#KGU_RESEARCHERS ー研究者たちが今考えていること。ー」。第7弾は、関東学院大学 社会学部 湯浅 陽一 教授による「環境問題と財政再建の社会学」。ゴミ問題から始まり、鉄道網の整備、エネルギー問題に端を発する地球温暖化など、環境問題は現代の大きな社会課題となっています。さらに、これらの環境問題と、その負担を引き受ける地域の財政問題は密接にリンクしています。今回は、環境問題と地域の財政再建を社会学的切り口から語って頂きます。
湯浅 陽一 YOICHI YUASA
社会学部 教授
法政大学大学院社会科学研究科社会学専攻博士後期課程 / 博士(社会学)
環境問題の社会学的研究(ごみとリサイクル、再生可能エネルギーの普及および脱原発の地域社会への影響)や、財政再建の社会学的研究を進めている。近年はとくに、原子力自治体財政と、プラスチックの問題を対象に、「持続可能な社会」を考える研究に取り組んでいる。
1.茅野恒秀・湯浅陽一,2020,『環境問題の社会学 : 環境制御システムの理論と応用』東信堂
2.湯浅陽一,2019,「負の遺産とサステイナビリティ : 負の選択ゲームと構造責任」『サステイナビリティ研究 = Research on Sustainability : The Academic Journal of the Research Center for Sustainabilit』9 : 119-132.
3.湯浅陽一,2018,『エネルギーと地方財政の社会学 : 旧産炭地と原子力関連自治体の分析』春風社
4.湯浅陽一、2005、『政策公共圏と負担の社会学:ごみ処理・債務・新幹線建設を素材として』新評論